バイトを辞めて少し休んでいたらニートになっていた・・
ニートになってしまう理由は人それぞれですが、僕の友人にバイトを辞めて休んでいる間に、ニートになった人がいます。彼は25歳でフリーターを辞めニートになり、30歳で再就職したんですけどね。
友人なのでニートから再就職までの一部始終を知っていますが・・。
率直に言ってニートになると本当にヤバいんだなということが分かりました。なぜかというと、ニート生活が長引くほど、社会復帰するハードルが高くなっていくからです。
その結果、復帰するには適確な支援やサポートを受けざるを得なくなっていました。そのため、今回は
- フリーターからニートになってどうすればいいのか分からない
- ニート状態を脱出したケースを具体的に知りたい
このような方々に向けて、「ニートが就職する方法」について解説してみます。無職だった友人がどうやって立ち直ったのかを参考にしつつまとめてみました。
ニートのままではヤバい理由【絶望は避けろ】
ひとまず、「ニートのままではヤバい」という話をさせて頂きます。厄介なのは、フリーター状態と同じで、長引くと社会復帰が絶望視されてしまう点です。
こういった絶望状況に入ってしまうと、どれだけタフな人でもメンタルがやられて、動けなくなってしまうんですね。どうヤバいのかを解説してみました。
当事者から進んでニートになっている訳ではない
重要なことですが、ニートの当事者はなりなたくてニートをやっている訳ではないんですね。特に、友人のようにバイトからの挫折で少し休んでいたらニートになっていた・・なんて人はよくいます。
もしニートを目指して、「理想の生活だから」と無職ライフを謳歌していたら自業自得ですが。大半のニートは、何らかの挫折の後に苦しい思いから働けなくなるんです。
ニートのヤバいところは、この挫折経験から立ち上がれなくなっていることなんですよね。友人も本当は働きたいけど、どうやってニートを脱出すればいいのか分からなくなっていました。
これは、フリーターが正社員になる方法が見えなくなる状態と似ているんですよ。
個人的に脱出したくてもできなくなっているケースが、何よりも問題視されます。ニート支援や、就職サポートを受けなければいけない状態と言えます。
働くのが怖くなり、年を重ねるリスクだけが増していく
ニートは働くのが怖くなり、そのまま動けない状態にあります。そうなると、年だけを重ねてしまい、再就職に有利な年齢をみすみす捨てるリスクが待っています。
フリーター就職でも、年齢は20代までで就職を決めるべきと以前書きました。これは、20代なら社会は大目に見てくれることを表しているからです。
僕の友人も、なんとか30歳の時に就職できましたが、ギリギリ20代最後で就活を頑張っていたから結果が出ていたのです。
もし、そのまま就活もせずニートを続けていれば、働くのもより怖くなっていたはず。学校を1日休むと、次の日に教室に入りにくかった感覚の延長みたいな感じかと。
できるだけニート期間を延ばさず、1日でも早く復帰する道を模索しておかないと、年齢的に苦しい思いをするのは目に見えているのです。
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社会はレールを外れた人の再就職に厳しい
ニートが根本的にヤバい理由に、社会のレールを1度外れてしまうと、再就職が厳しくなるという問題があります。フリーターはともかく、ニートを歓迎している会社は一気に減ってしまいます。
フリーターくらいであれば、バイトであろうと、毎日働きに出てくることだけは分かっているので、信用されて採用もされやすいのですが。
「社会からのはみ出し者」というレッテルを貼られてしまうことは避けられません。友人の場合ですが、履歴書を送っただけで弾かれることもあったので・・。
ニートを許容しない社会がある以上は、やはり相応にこちらが動いて態勢を整えないといけません。その際に、ニートからでも就職できそうな求人サービスや支援は受けるべきです。
仮にレールを外れていても、再就職の可能性がゼロになるわけではないですからね。ただし、厳しい現状を少しでも緩和すべく、なるべく動き始めるのは早い方がいいですよ。
ニートはどうすれば生活改善できるか?
さすがに25歳から5年もニートをしていた友人は、生活状況が荒んでいました。ニート生活で規則正しい生活を送っている方が、実は難しいのも事実ですよね。
体力低下、夜型生活など、ニートの生活改善に何をやるべきか。これらについて、元ニートの友人はどうしてきたのかを解説していきます。
就職のための「基礎体力」は意識して作ってみる
ずっと家にいる生活をしていると、基礎的な体力はガクンと落ちています。友人も当時は30歳くらいなのに、家だけの生活で体力は落ちていました。
そのため、基礎体力作りを意識して、就活を始めると同時に、軽い運動はするようになっていたんですね。
- 腹筋や腕立てといった筋トレ
- 外を歩く、走るなどの有酸素運動
こういったことくらいですが、働き始めたら体力も消耗するため、全くやらないよりはやっておくべきです。学生時代は帰宅部だったので、こういう運動でもそこそこ体力がついたようです。
毎日のようにやろうと思うとしんどいので、気が向いたら意識的にやってみるくらいがちょうどいいですよ。
夜型生活は過剰に気にしない
友人はニートらしいと言うか、典型的な夜型生活を送っていました。ニートなので、朝になって起きる必要がないからなんですが。
ゲームはオンラインで夜中でも遊べますからね。一般社会で働いている人も、夜にならないとゲームができないため、ニートに取って夜型が楽しいのは自然とも言えます。
しかし、この夜型生活はいきなり改善することはできないということを聞きました。ニートの夜型は習慣化しているので、仮に夜寝れても睡眠が浅いとか、昼間にまた寝てしまうとか。
そういう状態になると、寝ることもストレスになるので、あまり気にしない方がいいと考えたようです。僕も実際、寝よう寝ようと思っていたら寝れないことがあるタイプなので分かります。
友人いわく、「働き始めると、疲れて夜は普通に寝られるようになるので気にしないでよかったー」と言っていました。確かに、寝る練習でストレスを溜めては意味がないと思いますw
ニート的な楽しみは外に見出すべき
働き始めることで、得られる楽しみも変わります。ニートから働くことを想像すると、どうしても嫌なことに目が行きがちなんですよね。
これはフリーターから就職を目指してきた僕も実感していますが、人間はハードルが上がることにチャレンジすると、嫌なことを想像しがち。
しかし、働き始めると、お金の入り方も変わりますし、身分も変わるので思いっきり外で楽しい思いをする機会も増えるんですよ。
ニート時代だと家の中で楽しみを見つけようとするため、ゲームとか漫画で終わりがちなのですが。
外の世界でどれだけ楽しめるかを想像すると、気持ちも上向くのでおすすめです。生活が内に向いていると、外の世界を意識しづらいんですよね。外で働くことで得られる楽しみを探すべきです。
ニートの就職準備に必要なもの
いざニートが就職するなら、準備が必要です。
しかし、準備と言っても基本的に決まっているんですね。ニートだからと言って、特別な就活をしろという話ではないので解説しておきます。
就活相談員の支援サポート体制
ニートからの就活になるため、一人で仕事を探すのは避けるべきです。これはフリーター就職でも同じようなものですが、やはり支援やサポート体制があると便利です。
僕の友人も、この手のサポートは受けていたのですが、誰かに頼れるのは非常に助かります。履歴書や職務経歴書の作成から、面接の練習までカバーされるのは嬉しい話。
一人で就活するのが怖かった友人は、相談員と話しながら進めたことで、メンタル的なカバーも頼れてよかったそうです。くれぐれも孤立しない就活を心がけるといいですよ。
絶対にコイツはやばいな・・と思っていたんですが、やっぱりプロの支援を受けた人は違うんだなと思わされるばかりです。
やりたい仕事の目星をつけろ【介護・工場・サービスはおすすめ】
大半のニートの方は、やりたい仕事がない状態から探す苦労をされるはず。僕もフリーター時代は苦労しましたし、友人もニートを脱出したいと思った際には、やりたいことはありませんでした。
ただし、彼の場合はやりたい仕事がないなら、割り切って採用されやすい業種に進んでいたのもニート脱出のポイントになりました。彼は仕事にこだわりを持たなかったことが功を奏したとも言えます。
「とりあえずやってみる」の感覚で働くと、結果的に見えてくる世界も変わりますからね。介護や工場業務、サービス業など入りやすいので一例としておすすめしておきます。
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けっこう就職アドバイスのブログを見ていると、何社も登録した方がいいとか書かれているんですが、正直面倒臭いので・・w
まずは1~2社を目途に登録して求人案件をチェックすべきです。
僕もフリーターからの就活は面倒でしたが、登録してアドバイザーの方と一緒に進めてもらうと、気楽になった部分は多々ありました。ニートの友人も、似たような気楽さを語っていましたね。
ニートが就職活動をする際に気をつけること
ニートからの就活は、気をつけるべきことがいくつかあります。ニートならではの問題なので、注意喚起として解説しておきます。
バイトや非正規スタートは受け入れろ
「ニートからいきなり正社員」は求めないようにして下さい。フリーターから正社員になった僕だから分かるのですが、今のご時世は正社員になるにはステップが必要です。
最初は非正規や契約社員のような扱いから始まるのが基本なんですね。「正社員にいきなりしてくれ」と言っても、無理があり過ぎるのです。
しかし、ニートからのスタートなら、様子見を兼ねて非正規で働けた方が気分的にも楽な側面があるのも事実。非正規でやってみて、やれそうなら正社員を目指すのが理想でしょう。
もし正社員でやるつもりなら、最初の契約から求人アドバイザーなどを通して頼んでおくと便利です。後になって、正社員になれる環境があるかないかでは、差が出ますからね。
「元の状態(ニート)に戻ってしまわない職場探し」を心がける
せっかくニートを脱出しても、仕事が嫌になって辞めてしまうと意味がありません。ブラック企業だったり、想像していた職場と違うなど理由はあると思うのですが・・。
この点で、ニートの友人は上手く立ち回りました。というか、僕もアドバイスしていたので効果があったのですがw
職場探しをプロの求人アドバイザーに頼りながら進めたんですね。
こうすることで、どういう仕事場なのかを聞けますし、アドバイザーと企業担当者の間で話がなされているので、変な会社はすぐに避けられます。
ニートに戻らないように職場探しを丁寧に行う。分かり切ったことですが、ベストを尽くして職探しができる環境を見つけて下さい。
空白期間や履歴書についてはニート支援で対策せよ
空白期間はニートに取ってかなり苦しむポイントです。友人に「どう履歴書に書けばいいか」と聞かれて、僕も正直なところ迷いました。
5年の空白期間なので、僕の書いてきた履歴書戦術ではちょっと難しかったのです。そのため、ニート支援を受けられる就職アドバイザーを彼は頼っていました。
さすが就職のプロというか、空白期間や怪しい経歴を整えて、企業ウケしやすい内容にしてもらっていましたねw
このように、ニート支援に対策を求めるのは一理あります。フリーターでも、同じような対策を施してもらえるので、一人で悩むのはこういう点で避けるべきなんですよね。
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就活に踏み出せないニートへのおまじない3つ
「ここまで読んでみたけど、ニートだから就活に踏み出すのが怖い」という人もいるはずです。そこで、ニートが就活に向かえるようメッセージを届けたいと思います。
完全におまじないくらいの効果しかありませんが、心のよりどころにされると、少しは意味があるはずなので参考にどうぞ。
不安や恐怖心、めんどう臭い気持ちになるのは当たり前
就活はクッソ面倒臭いですwこれは誰も否定できない事実ですよね。「就活が楽しみだ」という方がいるならお会いしてみたいですよ。
それくらいニートの方に取っては、不安や恐怖心が出てしまう就活なので、面倒に思うのも当たり前のことなんです。ただし、こういう気持ちが当たり前と思えると、少しは楽になるのも事実です。
- 自分だけが就活でしんどい思いをする
- ニートから仕事を探すなんて厳しい
こういう思いを一人で抱えていると思うと、誰もがしんどくなるので程々に。まやかしかもしれませんが、みんな同じような気持ちになるんだと思えると少しは楽ですよ。
最悪の会社なら逃げて辞めてしまえばいい
仕事を始めると、嫌でもずっと続けないといけないと思いますよね。これはニートの方が慎重になりやすい話にも通じるものがあります。
しかし、会社も最悪の場所なら、ぶっちゃけ辞めてしまえばいいんですよ。就活応援のブログとしては、相応しい答えじゃないのは分かるんですが(苦笑)
世の中、キレイゴトだけで済むなら悩みなんてないんです。「嫌なら辞める」、「気に入ったら続ける」くらいの割り切った気持ちでいる方が、就職なんて楽なんですよ。
僕をお手本にしてはいけませんが、実際にそれなりに辞めた人間なので言えることです。背負い過ぎて、ニート状況が悪化しても意味がないので割り切って行きましょう。
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一生ニートか、動き出した未来のどちらかを選ぶ権利がある
「働いた方が良い」というメッセージを書いていますが、一生ニートだったとしてもそれもまた人生なんです。問題は、「一生ニート」か「働く未来を選ぶか」という権利があなたにあるだけの話。
最初はしんどいかもしれませんが、僕の友人のようにニートを脱出すれば、楽しみは広がるかもしれません。今は彼も、お金を稼いで趣味に投じていますのでw
そのままニートを続けたいなら、将来的に何か大きな変化を起こすことは難しいとも言えます。逆に外で働けば、しんどさに見合うだけの変化はあるわけです。
どういう道に進もうと、それはあなたの人生です。僕はニートを脱出した方が良いとは思いますが、最終的には個々の判断ですからね。
ずっとニートがいいのか、少しでも働いて人生を変えたいのか。考えた結果に出す答えが、今の自分がどうすればいいかの解決のヒントになるはずですよ。
20代ニートの就活に強い求人サービス
「実際にニートから就職するにはどこに行けばいいの?」という方に向けて、ニートの就活に強い求人サービスを紹介しておきます。
ちなみに、すでにハローワークやジョブカフェといった一般的な支援サポートは受けていると仮定します。
それでも見つからない方に、「こういう道もあるよ」という提案をしておきますね。
DYM就職
- ニートやフリーターなど、就職できていない人をサポート
- 学歴や職歴にとらわれない仕事探しができる
- 20代向けの求人が豊富
僕自身も使ったので分かるのですが、ニートやフリーターに強い就職サイトです。第二新卒や既卒者など、20代であれば誰にでも可能性がある求人を取り扱っています。
一般的な就活から逸れてしまった人は、再就職の際に厳しい思いをすることがあるのですが・・。そういった方のニーズを深めて、求人紹介するのがDYM就職です。
学歴、職歴も関係なく、求人アドバイザーの方と相談しながら仕事を探せるため、変に気負わずに利用できるのが魅力と言えます。
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まとめ ニートでも就活サポートを受ければ再就職できる
ニートになると、何もかも諦めざるを得ないと思いがちですよね。ですが、現実はそう思うほど追い込まれる必要はありません。
なぜかというと、適切な支援やサポートが受けられない時に、ニートは絶望視しているだけだからです。そのため、正しいニート脱出の手段を使い、就活を行っていけば問題ありません。
もし
- ニートだけど、人生をやり直してみたい
- このまま無職を続けるより、変わるきっかけが欲しい
このような考えがある方は、まずは行動に移されるべきです。
ニートの場合は、フリーター向けの求人を扱っているサイトなどを利用すればどんどん道は広がります。
一度社会から逸れていても、求人アドバイザーなどに頼ることで、いくらでも復帰できることを意識されてみて下さい。アドバイザーへのお試し相談などは、そういった意味でも有効です。