仕事が見つからないので焦る・・
フリーターから正社員を目指そうにも、仕事が見つからないと焦りや不安が生まれますよね(汗)どれだけ努力しても、結果に繋がらないと苦しい思いをします。
僕もフリーター当時に就活していたのですが・・。求人探しの段階で見つけられなかったり、応募しても書類審査で落とされるなど、心が潰れそうになりました。
ですが、仕事が見つからないことで起こる焦りや不安の大半は、仕事を見つけることでしか解決できません。これは見つけられない方が突き付けられている現実だと思います。
ただ、こういう話をすると、「やっぱり頑張るしかないのか・・」とさらに落ち込みそうになりがち。でも安心してください。
なぜなら、仕事が見つからない原因を見つけ出し、見つかりにくい現状をアップデートして仕事探しをすればいいからです。そのためにも
- 仕事が見つからない原因を理解する
- 見つかりやすい求職方法にシフトする
この2つを心がけるだけで変わります。焦りや不安が強いと、見つかる仕事も見つけにくいですからね(汗)ぜひ解決の糸口に、参考になればと思います。
仕事が見つからない理由と原因
仕事が見つからないことには理由や原因があります。ただ、これらの事実に気づけるか気づけないかは本当に大きな問題なんですね。
僕も実際に陥っていた、仕事が見つからない理由や原因に触れておきます。
「ハローワーク限定」など、利用する求職サービスが偏る
就活を面倒臭いと思い、求人案件をチェックする機会が極端に少ないと、見つかる仕事も見つかりません。基本的に就活は面倒くさいので、大抵の方は求職サービスが偏ってるんですね。
ハローワーク利用者ならハローワーク限定。求人サイトを利用しても、最初に登録したサイトに限定する。こういう小さな範囲で利用していれば、当然偏りは生まれてしまいます。
別に1か所で仕事を探すのはいいのですが、問題なのは仕事が見つからないのに同じ求人サービスに執着してしまうことです。
他でも探す場所を見つければ、見つけられる可能性は2倍になるのにその努力をしないのは勿体ない。「ハロワだけでいいや」、「求人サイト1つでいいや」の発想は捨てましょう。
僕の場合は、幸いながら(?)就職してもすぐ辞めたりすることがあり、同じ求人サービスを使うのが気まずくなることも多かったので。たまたま他のところを使う習慣が生まれたのはプラスになりました。
そもそも仕事探しの場数をこなせていない
仕事を探す場所はあるけど、、場数がこなせていない人もいます。これ、頭でっかちな人に多く、僕も陥ったのですが(汗)
だいたい求人案件を見ただけで、「この仕事は採用されないだろう」と勝手に決め込んでいる人はけっこういるんですよね。
そうなると、応募する数が圧倒的に目減りするので、採用される確率が自然と下がってしまいます。数撃ちゃ当たる作戦すら、実行できないという状況です。
どんな仕事で受かりたいのか分かりませんが、受かりたいなと思っているあなたの思う仕事が、もし現在で10求人あるなら、10全部応募するくらいの行動はしましょう。
10ある中の5つに応募してダメだったから残りもダメだろう・・。こう考える前に、全部受けてみたけどダメだった時になって、初めて焦ったので遅くはないという話です。
「就職版・白馬の王子様」を待っていないか
就職における高望みをしている人も、なかなか仕事が見つかりません。これを就職版の白馬の王子様を待っている状態と名付けています。
少女漫画などに多いのですが、高身長で年収も高くてイケメンで~といった、もはや王子様レベルの男性を夢見て待ちわびる女性がいますよね。
これを笑う人がいますが、就活の場に置き換えても起こってるんですよ。
年収は○○万円以上で、勤務時間は○○時間で、有給や長期休暇が取りやすく、福利厚生もしっかり。自宅から近い、安定の雇用歴が~うんたらかんたら。
まあ、ここまでお読みの方ならご理解頂けると思いますが、好条件になるほどそう簡単には見つからないし、むしろ見つからないですよねw
就職も恋愛や結婚と同じで、完璧なる相手を求めないことです。白馬の王子様がやってくると無意識に思い込んで就活している人は、まず目を覚ますところから・・。
仕事探しで見つめ直したい「労働条件」のポイント
僕は人材紹介の会社で働いているのですが、経験も踏まえて言えることは、みなさん労働条件は見つめ直した方が良いです。
先ほど、「条件が揃った会社は無い」と、白馬の王子様論を書きましたが、条件を落とせば仕事の見つけやすさも変わるんですよね。
業界・業種を絞り切れているか?
仕事が見つかりにくかった当時の僕は、正直なところ業種も絞れていなかったことがありました。年収や勤務時間だけを見て選ぼうとしていたなんて・・普通に20代ではありましたね(汗)
そうなると、業界も業種も決まりきらないので、何となくで選ぶことが多くなります。選べないと履歴書を作るときなどでも、志望動機がまばらになったりとデメリットが生まれるんですね。
介護なら介護に絞って応募していれば、例え仕事が決まらなくても、同じパターンで経歴書も作成できますので脳も就職モードとしてビンビンに極まっていきます。
逆に、介護でもいい、販売でもいい、プログラマーでもいい・・こんな感じだと、毎回のように動機もあやふやになり、就労意欲も減退してしまいます。
これらの事から、せめて業種くらいは絞った方が楽に仕事を見つけられるということです。迷うとなかなか応募する会社が決まりにくいなど、時間ロスに繋がったりいいことがないですから。
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希望年収と自分の能力に差はないか
これもあるあるなのですが、求人案件を見て賃金が少ないとやる気がでないパターン。しかし、応募している会社の給料額が、自分の能力と差がないかは常に意識した方が良いです。
「高いところは避けて、低いところを狙え」と言っているのではありません。狙っている給料や年収の会社で不採用が続くなら、能力的に差が生まれてないかは判断すべきです。
僕自身、色んな求人に応募してきましたが、お金がそれなりにもらえる会社はやはりそれなりの仕事が任されます。会社としても、採用したけど能力的についてこれない人材は避けたいですからね。
希望する報酬の会社が、どういう人材を雇っているのか。また、採用されるために必要なスキルや資格はチェックすべきと言えます。
僕も人材紹介をやっていて、企業のレベルと給料体系の仕組みは知っています。お金を貰うなら、それなりの仕事ができなければいけないということです。
目標・やりがい・やりたい仕事など理想重視になっていないか
仕事も出来るだけやってみたいモノを選びたいのが自然ですよね。ただ、目標ややりがいなど、自分のやりたいことを実現させようとし過ぎて視野が狭くなっていることもあります。
自分の理想を重視してしまうと、会社に入ってできることを比較したりするようになるのですが・・。やりたいことを仕事で実現させられるのは、ある程度の経験を積んだ人だけです。
例えるなら「クリエイターになりたいから」と言って、クリエイティブな仕事を探す人などはありがちです。作品を作りたいとか、自分のセンスを試したいのは良いことですが・・。
最初から何もかも任されることは少なく、新人ほど全く関係の無い雑用から始まるわけです。こういうところをすっ飛ばし、理想にすがると仕事が決まりにくいので振り返りが必要と言えます。
「雑用からでも頑張ります!」くらいの心意気で応募できる人は、逆に強みになるのでガッツを見せるといいですよ。
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仕事が見つからない時にやってしまいがちな間違い
仕事が見つからない時に、アドバイスとして不適切な物も存在しています。真に受けてやってしまいがちな間違いについて、まとめてみたいと思います。
ストレスに耐え兼ねて一時的なお金の確保に走る
お金や収入が途切れると、やはりストレスになります。お金に困ってしまうと、「一時的でも良いのでアルバイトで稼ごう」というアドバイスは受け入れたくなりますよね。
しかし、フリーターから脱出したいのであれば、バイトを探す暇があるなら少しでも正社員の仕事を見つけるべきです。
仕事が見つからないから・・とバイトをしていると、結果的にまたバイト生活に戻りかねないんですよね。バイトは一時的にお金になるので、ある意味では手っ取り早く感じるのですが。
僕も正社員への就職を目指す際に、貯金だけはやっていました。ある程度の期間は仕事が見つからなくても大丈夫なように、バイトの間に貯めておいて正解でした。
マズいのは、バイト→就活→バイト→就活のような繰り返し。これをやってしまうと、時間だけが流れて結果的に何の成果も得られないので、やるなら集中的に頑張るべきと言えます。
企業の悪いところをさらにチェックするようになる
仕事探しにおけるリサーチは重要ですが、リサーチではなく「企業の悪いところ探し」になっていないか注意が必要です。
僕も企業はリサーチして応募してきたのですが、就活が上手く行かない時は、何かと企業の悪いところを見るようになっていました。
- あれ?この会社は休みが少なくない?
- もっと給料があれば応募するんだけど・・
こういう考え方をするようになると、自然とネガティブな意識で他の会社も見るようになります。求人案件って気分次第でどうにでも受け止められるのがややこしいところ。
企業の悪いところではなく、良いところを探す意識を持ってみて下さい。そうすると、仕事への応募も前向きになりますよ。
よく分からない資格やスキル取得で頑張っているつもりになる
「仕事が見つからないから資格やスキルを磨こう」
こう考える人も少なくないです。これも半分正解、半分間違いと言えばいいでしょうか。僕も仕事が見つからない際に、資格を取ろうかなと思ったこともあるんですけどね。
ただ、「仕事が見つからない」という問題に対して、「じゃあ資格を取ろうか」は答えになってないんですよ。資格が取れたから仕事が見つかるわけでもありませんから。
重要なのは、資格が本当に欲しいかを考えた上で取得し、それが就職にしっかりと活かせるかを吟味することです。
資格を磨こう、スキルを取得しようというフレーズは、とても耳障りもいいので気になるんですが・・。本質的に就職に繋がらないと、ただ仕事が見つからない状態からの逃避になりかねません。
働きながらでも資格が取れたり、スキルアップできるなら別に急がなくてもいいわけです。資格を取るのはいいですが、現実逃避に使おうとしていないか考えて下さい。
どうしても仕事が見つからない時の解決策3つ
どうしても仕事が見つからない場合は、次の3つの解決策を試してみて下さい。今からでもできる実践法で、即効性の高い具体的な行動になるので動いたもの勝ちになります。
逆に言うと、これくらいサッサとこなせないと、「仕事が見つからない」と嘆いて時間が過ぎるだけ。ちょっと試練っぽいけど、できる人なら仕事は見つかりますよ。
必ず誰かに相談して問題のヒントを見つける
仕事が見つからないなら「誰かに相談する」という行動は必須です。自分が置かれている状況を、客観的に見て判断してくれる人に意見を貰うべきです。
僕も一人で仕事を探して、全く見つからずに呆然となっていたこともあるのですが・・。若すぎるがゆえに、人に相談する意味を理解していなかったところもありました。
家族や友達に頼るのも手段の一つですが、おすすめはプロの転職相談に乗っている人を頼ること。ハローワークにもいますし、求人アドバイザーなどエージェントに頼るのもアリです。
今現在やっている就活法を話せば、何が間違っているのかヒントを貰えるんですね。自分で行動していると、気づけないことも教えてくれるかもしれません。
ひとりで抱え込まず、悩んだら相談してみる。この習慣を持つだけで、仕事が見つかる可能性は飛躍的にUPすると覚えておいてください。
仕事に求める条件を減らしてみる
「仕事に条件を求め過ぎているかも」という部分があるなら、少しで良いので削減してみるよう考えると良いです。
ここで考えたいのは「絶対に譲れない条件」かどうかなんですね。仕事に対する希望条件は好きなだけ挙げられますが、その中で絶対に譲れない物を出せと言われたらどうでしょうか?
おおよそ3つくらいに絞れば、比較的スムーズに絞れるようになるはずです。仕事が見つからないなら、条件を下げてみる。その条件を元に就活できるかどうかが大事です。
条件を減らせば減らすほど、仕事が見つからないという悩みとは無縁になるので頑張ってみて下さい。僕ももちろん、高望みはしないように気をつけていましたw
見たことの無い求人(非公開求人)の多いサービスを利用する
求人エージェントの利用を勧めたいのですが、「今まで見たことがない求人」を探してみて下さい。求人案件は、求人サービスごとによって大きく異なるんですね。
例えばハローワークなど、誰でも見れてしまう場所に求人を出すことを嫌う企業も多いです。
企業も応募があれば対応しなければいけないので、できれば選ばれた人だけを採用したい思惑があります。
そうなった時に、エージェントなどは人材アドバイザーの目を通した人しか受け付けないため、企業も安心して求人を出せます。
こうやって限られた場所に求人が集まるので、「仕事が見つからない」と思っている人ほど、非公開求人の多いサービスを使うべきと言えます。
「求人数豊富」とか「就職実績№1」など、仕事の見つけやすさを前面に出している企業はおすすめとなります。
仕事が見つからない時に役立つツール
ちなみに、仕事が見つからない時に役立つツールをご紹介しておきます。
もし仕事が見つかりにくいなと思うことがあれば、参考程度に使っていただければと思います。
自己分析を行う
リクナビグッドポイント診断といって、個々の仕事に対する適性や、長所を導き出すツールです。チェックシート方式で答えて行くので簡単に使えます。
仕事が見つからない人ほど、適性や長所を理解せずにテキトーに応募していたりするので、せめて自分のことを知る意味で利用しておくといいですよ。
リクナビネクストも同時に使えるようになるので、仕事探しにも役立ちます。ネット就活している2人に1人はリクナビユーザーと人気なので、利用して損はありません。
労働市場における自分の価値を知る
ミイダスという労働市場における、自分の年収計算をするアプリもあります。仕事を探しつつも、自分が働くと労働市場ではいくらの給料をもらえるのか相場が分からないですよね。
その際に、ミイダスを利用しておくと、過去の経歴やスキル、バイト歴を元にして市場価値を算出してくれます。これを元にして、どういう仕事があるかも教えてくれる優れたアプリと言えます。
アプリで人材価値を知れて、同時に仕事も探せるため、全く利用したことの無い方には価値があると言えます。
まとめ 仕事が見つからない場合は、原因を考える習慣を持て
仕事が見つからないという人は、ひとまず何が原因になっているかを考えて下さい。その原因が判明すると、次に行動する際には何をやるべきかが見えてきます。
今回は原因探しについても書いてきたので、読んでみて自分の失敗に気づかれた方も多いはず。ただ、見つけられなかった方は、誰かに相談すると道が開かれやすいです。
僕もでしたが、人に相談することで
- 客観的に仕事がみつからない原因がわかりやすくなる
- どういう行動を取ればいいのかをアドバイスしてもらいやすい
こういったメリットが生まれます。もし周りに相談できる人がいなかったり、たとえ相談できてもアドバイスにならないことしか言ってもらえないなら・・専門家を頼るといいです。
求人エージェントであれば、プロの専門家がフリーターの方の立場やポジションで聞いてくれますからね。
何ごとも行動と失敗の繰り返しですが、動いた分だけ結果に繋がるので応援しております。