就職のために資格を取りたいけど、何を取ればいいのか分からない
こういう人っていますよね。就職を有利にするために、資格の一つでもあった方が有利ではないかと考える。僕もよく分からないまま「簿記」が就職有利になると聞き、頑張った時期があります。
しかし、就職有利になるという動機だけ資格取得を目指している人はかなり危険です。
なぜなら、やりたい仕事があるわけでもないのに、資格を取っても意味がないからです。
よく「フリーター向けのおすすめ資格」なんて記事を見かけますが、そういう資格を探している段階で何か目指す資格があるわけではないんですよ。資格があれば解決するほど甘くはありません。
そこで提案したいのは、資格取得よりも手にしておくと就活有利になる「適性診断」があります。これを活用することで、無差別に資格取得する必要もなくなるのでご安心を。
フリーターが就職のために資格取得する必要がない理由
就職のために資格取得を考える人に、なぜ資格が必要ないのかについて解説しておきます。
理由①就職アピールのために使えば優秀、持つだけなら無能
「どうしても行きたい業界がある」という方は、就職アピールになるので資格取得も優秀です。逆にやりたいこともないのに「就職に有利だから」と資格保持するだけなら無能です。
そもそも、資格は就職のための手段であって取ることが目的になってはいけません。僕も簿記資格を取ることが目的になり、特にやりたいことがなかった時期が20代前半でありました。しかも不合格w
「この業界に行きたいから取る」とか「資格が無いと仕事ができない」という明確な理由があればどんどん取れば良いんですよ。
しかし、僕のように「資格があれば何となく」みたいな感覚で取得を目指すと、時間やお金のムダになることも多いんですね。
「おすすめ資格はどれか」みたいな、無差別の資格の中から選ばないといけないフリーターの方などは特に注意です。
理由②資格には利権団体のビジネス事情も絡む
「就職のために資格を取ろう」というのは、就活をしている学生やフリーターの方に取っては心の支えにもなります。雑誌などでも資格特集が組まれたりしますからね。
しかし、資格も利権団体が絡んでいて、ビジネスの側面があることも考えないといけません。資格取得のための教材や、受験料でお金が必要になることが物語っています。
国家資格ならまだしも、民間資格ならいくらでも作れますからね。こういったビジネス的側面から、あまり役に立たない物でも「取っておくと就職有利ですよ」という触れ込みが生まれる訳です。
実は僕も、この手のビジネスに騙された一人w何の資格かは書くのは問題になるので触れませんが、「就職に有利」と言われていた資格を目的もなく取りました。
勧めていた人は、その就職ビジネスにどっぷり関わっている側だったことは今も忘れません。特に20代くらいだと、「就職」をチラつかされると弱いですからね。
理由③働き始めてから資格取得・スキルアップを目指す方が合理的
「資格が必要そうだけど、実は後からでも間に合う」という業界も多くあります。例えば介護業界などだと、未経験者からスタートして後で資格取得してもOK。
実際に、介護転職サイトの「かいご畑」などは、就労後に資格取得のサポートをするなどフォロー体制があるんですね。
しかし大半の方は、最初に資格を取った上でしか仕事ができないと思い込んでいたりします。別に資格を取ることは悪いことではないのですが・・。
実際に資格を取って働いてみたけど、やっぱり思った仕事と違うから辞めたい・・と思うこともありますよね。その時になって、頑張った資格の意味がなくなったりするのです。
そう考えると、働き始めてからでも取得できる資格であれば無理に取らなくていいとも言えます。様子見してからスキルアップする方が合理的と考える方がいても不思議ではないですよ。
就職したい業界・業種が「明確」なフリーターにおすすめな資格
もちろん、すでに就職したい業界が明確化している人にはおすすめな資格はあります。「この業界に行くぞ」と決めている方なら、参考にして下さい。
【誰にでもおすすめ】普通自動車免許
普通自動車免許については、誰が取得しておいても意味のある資格になります。もう言うまでもありませんが、自動車免許は万能性があるんですね。
- 会社の車を運転することができる
- 免許証そのものが身分証明の場で使いやすい
- 履歴書にとりあえず書いておいて損がない
挙げて行けばいくらでもありますが、日常でも使うことが普通にあるので取っておいて損はありません。
営業に会社のクルマを運転することもあれば、介護職なら高齢者を乗せて送迎したりするなど、凡庸性が高いので持っていて当たり前とさえ言われるところですね。
【事務・オフィスワーク】簿記・ITパスポート・MOS・秘書検定
事務職に就くために必要な資格も多くあります。経理を担当する場合は、簿記などは会った方が良いですし、これから働くためのアピール材料の一つになります。
IT関係の現場で働くためにITパスポートを取る人もいますが、要するに名刺代わりになるということなんですね。全く経歴がない人でも、「業界に入る準備はある」という姿勢が見せられる。
20代フリーターくらいだと、そもそも実務経験は乏しいので、せめて姿勢だけでも評価してくれという態度で見せるものになります。
「資格があるから通用する」のではなく、最低限の知識はあるというアピールが大事です。
【介護・福祉系】介護職員初任者研修
介護系に進むなら、介護職員初任者研修があります。未経験者OKの職場も介護業界には多いのですが、最低限の知識ややる気としてチェックする施設も多いです。
ただし、資格を取るために必要な時間やお金はかかるので、本気で介護業界でやりたい方向けとも言えます。やっぱり最低でも6万円~とかになると、抵抗はありますからねw
未経験から働ける職場を探すか、資格を取って本気でやっていくかを考えると良いですよ。
「適性診断」は資格より就職に効果がある理由
「資格を無理に取らなくてもいい」とお話してきましたが、その根拠の裏には「適正診断を受けろ」というメッセージも含んでいます。
適正診断がなぜ資格よりも効果があるのか?という観点で解説しておきます。僕も実際に適性診断はやっていますが、何の資格を取ろうか迷っている段階なら効果があると考えます。
「適正診断」はこれから先を考えるとやっておいて損がない
まず適正診断は、自己発見に繋がる最適ツールです。適性診断によって出て来た結果は、これから先のことを考えると、1度もやらない人の方が少ないんですね。
「自分の強みは何か」と考える機会がある際に、少しでも知識として持っておけると助かります。客観的に知ることが出来る人は、客観的な判断力も養えます。
「何が向いているのかもわからない」という悩みから、資格取得でその不安の穴を埋めようとしているところもあるはず。
診断をやったからと言って資格になることはありませんが、今後も自分自身に悩んだ時に振り返ることができる良質なツールです。おそらく、勧められている方も多いはずですよ。
資格取得のような時間はかからず、ほんの少しの金額(無料)で出来る
資格取得を目指すと、勉強が必要だったり費用が発生しますよね。それに比べて、適性診断ツールの利用は格安(もしくは無料)で利用が可能です。
これは大事なことで、人は手間暇がかかることを避けたい生き物なので、手短に済ませるというのはありがたいこと。
資格を取らないといけないと思っている人でも、診断ツールで30分以内で終わらせられるとなれば・・便利だなと思いますよね。
取得しても効果があるか分からない資格に対して、適性診断はほぼ100%に近い割合で自分のためなるわけです。「コスパがいい」という側面も見落とせません。
自己PRの際に長所や強みが語れるようになる
「自分のことが分かって良かった」みたいな発見だけで終わらないのも適性診断の良いところです。就職面接では、長所や強みが問われる場面が増えますよね。
履歴書などに書かないといけないケースもあれば、面接の場で「あなたの長所を教えて下さい」と聞かれるなどです。
こういった場合に、適性診断の結果に出ていたことを伝えるのは効果があります。なぜなら、みんな自分の長所や強みを探すのは、謙遜して見つけにくいから。
適正診断結果で「あなたの長所はコレ」と言われた方が、すんなり入ってくる人が多いのです。僕も履歴書などには、適性診断の結果をそのまま書いていたりしたくらいですよw
高性能なおすすめ適正診断ツール2つ
「適正診断ってどうすれば受けられるの?」という方のために、おすすめの適正診断ツールを紹介しておきます。
【有料】ストレングス・ファインダー
書籍なのですが、かなり有名なので僕も買ってチャレンジしてみました。未だに残してあるのは、時々は目を通して「自分はイケる!」と自己暗示をかけてるためです(危ない人じゃないですよw)
かなり有名な本で、心理学の専門家が作った自己診断ツールを利用するアクセスコードがついてるんですね。
診断ツールの利用料と考えて使っている人も多いです。普通に当たるので、「お金を支払ってでもやってみたい」という方は参考にどうぞ。
僕が購入した当時からバージョンアップしているので、さらに精度は上がっていると思います。
【無料】リクナビ・グッドポイント診断
「お金を支払ってまでは・・」と考える方は、普通にリクナビのグッドポイント診断を利用することをおすすめします。
こちらは無料で利用できる自己分析ツールで、どういった強みが自分にあるのかが15分程度の項目チェックで分かってしまいます。
就活をしている方など、そのままリクナビも利用できるので登録のついでにやっている人も多いですね。無料で使える物の、精度そのものは高いのが魅力的。
いつまで利用できるのか分からないところがあるので、利用予定があるならお早めに。
まとめ 欲しい資格がないのに頑張るつもりなら、まずは適正診断を
欲しい資格はない。だけど何かしら就活のために役立つものが欲しい。
こういった方は、就職のための適性診断を受けてみることをおすすめします。適性診断を受けるメリットは大きく、就活面接などでも十分に役立ちます。そのため
- 何が必要か分からないのに、資格を取ろうとしている
- 就活に即効性のある何かを手にしたい
これらの条件が適正診断で手に入るので、もし必要なら一度だけでもやってみることをおすすめします。
僕はお金をわざわざ支払うことも無く利用できる、グッドポイント診断(登録必須)
で十分だと考えています。ぜひお時間のある時にでもチャレンジされてみるといいですよ。