使ってみたい転職エージェントの評判が悪い・・。利用しても大丈夫なの?
悩みますよね。せっかく利用してみようかなと思った転職エージェントが、調べていると悪評が目立つみたいな。
ネットで検索すればすぐに出てくるので、全く気にしないで利用できるという方は少ないはず。
でも安心して下さい。むしろ、評判が悪いことは転職エージェントを利用する上でプラスになります。
なぜなら、利用者が多く満足の多い転職エージェントほど、悪い意見をいう人が出てくるからです。これは何事にも言えるのですが、良いものほど悪い意見が出てきて当然なんですね。
そこで今回は
- 評判が悪いため利用を迷っているエージェントがある
- ネットの口コミを見極める方法が知りたい
こういった方に向けて、評判が悪くても安心して活用していい理由を解説してみます。
評判の悪い転職エージェントが狙い目になる3つの理由
まずは評判が悪い転職エージェントほど、狙い目になっている理由を解説します。普通に考えたら、評判が悪いなら利用しない方が良いと思いがち。
実は逆で、評判が悪いなら使うべきなのです。
そもそも良かったことを率先して広める人は少ない
転職エージェントを調べていると、あまり良い意見が出てこないということがあります。「使ってよかった!最高だった!」といった良い意見はごく一部。
どちらかというと、いい仕事がなかったとか、紹介すらしてもらえなかったという声のほうが目につきませんか。
この理由は、人はそもそも良かったことは広めないという性質があるからなんですね。
逆に出て着やすいのは、不平不満の声。こちらは、我慢ならないことがあるからこそ思わず書き込んでしまう心理が強く働いている証拠。
ネットは幸せな声より、嫌だったことや腹の立つことを共有したくなる条件が整っているのです。リアルだと、ネガティブな話は嫌われるので言いにくいところがありますから・・。
みなさんも、利用してみて良い就活サイトがあっても何も広めないですよね。嫌なことやムカついたら、憂さ晴らしに悪口を書くかもしれませんが。
世の中、良いものが必ずしも広がるとは限らないということを胸に留めておくと違ったものの見方ができるようになります。
ネットの悪評は全体から見るとごく一部という事実
悪評を一つ見つけると、なんだかそのサービスの全てが悪いように思えてしまいますよね。でも先程も述べたように、ごく一部の人が書いていることだと認識すべきです。
この「ごく一部」というのは、おおよそで0.5%くらい。ネット炎上について統計を取ったデータがあるのですが、みんなが怒っているようで実は0.5%の人しか書き込んでいないという結果があります。(参考:ネット炎上の研究)
確かに、よっぽどのことでないと、日々流れてくる情報や体験した物事にコメントをつけている人なんていないですから。
逆にごく一部の人が悪い意見を書いてしまうということはあります。そうなると、良い意見が出にくいネットの性質も手伝って、あたかも悪い評判が大多数の声に見えるという仕組みがあるんですよ。
口コミの悪さが目立つ=満足した人はもっといる
悪い口コミが目立つということは、サービス全体を否定できるほど大きな問題にはなりません。むしろ、口コミの悪さが目立つほど、満足している人が多いと解釈すべきです。
転職エージェントの性質上、わざわざ利用して良かったコメントを広めようとする人はいません。利用してよかったら、さっさと転職なり就職をしちゃうわけなので。
アマゾンでバカ売れするくらいの物になると、みんな良かった意見を書きますが・・。その中に、一部の悪いレビューも出てくるわけです。
こう考えると、悪いレビューがあるほど「書き込まないサイレントユーザー」がいかに満足を得ているかということがわかります。
あのディズニーランドださえ、利用したあとに「最悪だった」と酷評する人がいるわけです。本当に酷評されるものは、そもそも市場から消えているので気にすることはないんですよ。
信じていい評判・いけない評判の見極め方
評判も、何を基準に信じれば良いのかわかりにくいですよね。そのため、僕自身も参考にしている基準をまとめてみました。
信じるのことがNGなケース、信じてOKなケースで分けています。
【信じるのはNG】誰がどこから?ソース元が分からない口コミ
情報源が明確ではない口コミは、信じる必要はありません。ネット上には、当たり前のように書かれているので信じ込んでしまう人もいるかもしれませんが・・。
- 友人が言っていた
- 聞いた話だと・・
- 自分じゃないけど
こういった話が、普通にツイッターで拡散されていたりします・・。ただでさえ匿名の場で発言しているので、実際のところはよくわからないんですよ。
しっかり発信元を確認しないと、2ちゃんねるのような掲示板の噂レベルをいつも信じている人になるのでご注意を。
【信じるのはNG】エージェントに関係のない問題による悪評
また、エージェントを利用したという人でも、的外れな問題を悪評として出しているケースもあります。
例えば
- 思っていたような仕事がなかった
- スキルや能力的に難しいと言われた
こういった個人の能力差による問題を、勝手にエージェントのせいにして悪いと決めつけられては話になりません。
エージェントではなくて、あなたに問題があるんじゃ・・という話ですから。エージェントそのものに関係している問題かどうか、しっかり判断するようにして下さい。
【信じるのはNG】知名度が低いエージェントなのに良い評判しかない
大事なところですが、知名度が低いエージェントに限って、良い評判が多くあったりします。ネット社会を利用したステマ戦法などの可能性もあるので、あまり過信しすぎない方がいいです。
ちなみに、僕の勤めている人材紹介事業も、弱小の会社なのでネットで評判を広めようという話もあったのですが・・。
知名度が低すぎて、逆に怪しくなるからやめておこうとボツになりました(苦笑)知名度が大きくなればなるほど、評判は何かしら目立つようになりますからね。
小さいところなのに、やたら持ち上げられてるエージェントがあると思ったら割り引いて考えたほうが無難です。
それでは、逆に信じてOKなケースもご紹介します。
【信じてOK】発言者が誰なのかが分かりやすい
信じて良いのは、顔も名前も出してるという人です。
とか言い出したら、ごくごく限られているパターンなので全部求めなくていいですが(笑)
発信者の責任も伴ってくるので、それ相応の信用は担保されます。個人として誰か認識できる方が発信していれば、自然と信頼度も上がりますからね。
匿名掲示板と、匿名ブロガーと、ヤフーニュースに個人名で書かれた記事。どの情報が信用できますか?という話です。
僕もさすがにブログでは顔も名前も出してないので、あまり強く言える話ではないですけどねw
【信じてOK】具体的なやり取りがあり抽象的じゃない
具体的に転職エージェントを使っている様子がわかれば、判断材料にしても大丈夫だと考えています。例えば、具体的にエージェント担当の方とやり取りをしているとわかったり。
読んでいても、だいたい内容で判断できることってあると思うんですね。実際に利用してない人が、利用した風なことは抽象的になって書けません。
「こんな担当の人と、こんな話をしてきた」みたいな話があれば、それは信用価値が十分にあります。
【信じてOK】いい評判:悪い評判の比率が3:7くらいのエージェント
良い評判も悪い評判も出て当然ですが、比率的にはどうしても良い評判は少ないです。体感的な比率でも、良い評判3割:悪い評判7割くらいでしょうか。
どうしても良い評判は書かれにくい特性があることを踏まえているので、実際にはもう少し少なくなりがちですけどね。
悪い評判が多いほうが、エージェントとしては利用者も多いと判断できるため、信用して使える目安になります。
こんなエージェントであれば悪評を気にしなくていい【実利用でわかる】
転職エージェントは、実際に利用してみないと、分からないところは大きいです。
そのため、実際に利用してみた上で、こういうエージェントであるなら悪評があっても大丈夫という話をしておきます。
あなた自身が利用してみて感じが良ければ問題ない
エージェント選びの究極は、自分自身に合うかどうかです。相性が良ければ、どんな人だろうと関係なく結婚できるという理屈に近いですね(笑)
担当者さんとの相性、紹介される仕事や求人との相性、あなた自身が使いやすいと思えるかなど、複雑な要素が絡んでいることがほとんどです。
しかし、ネットの情報を鵜呑みにしていると、合うか合わないかも判断できないまま、利用を諦める方も多く出てしまいます。
「使ってみたけど合わなかった」という感想を持つまで、情報に振り回されないよう気をつけて下さい。情報に頼りすぎず、自分に合うか行動して試してみることが重要ですよ。
性格や希望を尊重する姿勢がアドバイザーにある
アドバイザーさんによって対応が変わるのですが、個々の性格や希望をできる限り尊重してくれるところを選びましょう。
余裕のあるエージェントなら、必ず希望を尊重してくれます。逆に余裕がなく、あまり登録者が集まらないところほど、無理に仕事を紹介しようとする傾向に。
そのため、なるべく大きな転職エージェントを選ぶことが必須条件になります。人が集まりやすいというのが主な理由ですが、人材獲得に慣れているところになるほど焦りも無いんですね。
エージェントも末永く働ける場を提供して、企業側にも求職者側にも信用されることを望んでいます。
「丁寧に対応してくれる姿勢があるな」と思えれば、あまり評判も気にしなくて済みますから。
求人案内を求めれば紹介してくれる
悪評の多いエージェントの特徴に、求人紹介をしてくれないという意見が多くあります。これは、小さなエージェントや派遣会社にあるのですが、登録だけさせて人材確保をしたがるところにありがちな話。
こういった会社に引っかからないためにも、大きなエージェントに登録しておき、こちらが必要に応じて求めれば紹介してくれるところを利用すべきです。
仕事を振ってくれるかどうかは、ほとんど求人案内を求めた際の担当者の反応でわかりますからね。
はっきりと「仕事がない」と言ってくれるならいいのですが、「もう少しで掲載予定が・・」といった感じで引き止めてきたら注意して下さい。
まとめ 悪評が出ている=好評が隠れていると自覚せよ
悪評は基本的に悪いイメージですが、転職エージェントについては好評が隠れていると考えるべきです。悪い話がでるのは、多くの人が利用している証。
狙い所としては
- 検索結果で悪評も出やすい転職エージェント
- 大手運営で仕事やコンサルタントに問題はないところ
これらのポイントを抑えておけば、大半のエージェント利用は問題なく進みます。
ちなみに、当ブログで紹介させていただいているエージェントは、どこも大手サービスなので悪評が見つかっても問題ありません。
むしろ、悪評が見つかれば「楽しみに読んでみる」くらいの感覚で利用されることをおすすめ致します。