女性フリーターだけど、結婚するし非正規のままでもいいか
同じフリーターでも男性に比べると、女性の方が多いですよね。非正規雇用者の大半は、女性が占めているので当然と言えば当然。
結婚を考えている女性の場合など、「どうせ結婚したら辞めるし」と安易に考えフリーターを続けている方もいます。
しかし、結婚や将来的なことを考えるなら、女性も男性同様に正社員で働かないとキケンです。
なぜなら、フリーターにはフリーターの。正社員には正社員としての世界が広がって行くからです。つまり、正社員で働いていた方が、安定した出会いや将来に繋がりやすいということ。
そこで今回は、
- フリーター女性だけど、正社員になるべきか迷っている
- 結婚までの腰掛に非正規で働くことの危うさがわからない
このような女性に向けて、男性目線で解説させて頂きます。
女性フリーターが大損している問題とは?
男性なら正社員にならないと安定がないと言われますが、実は女性にも同じことが言えます。女性は結婚するからフリーターでも問題ないと言われたりするんですけどね。
しかしそれは、女性同士で慰め合うような意見だと自覚してください。理解されている方は、女性だろうと関係なく正社員で働いています。
それでは女性フリーターが大損している問題を説明させて頂きます。
女性の収入は上がりにくい現実がある
まず女性は年収が上がりにくい社会に生きています。特にパートや非正規といった枠組みだと、時間給の中で働くことになるので、どれだけ頑張っても昇給がありません。
昇給ナシで収入が上がらない現実があるなら、せめて働いた分に対して+αで貰えた方がオトクですよね。
例えば正社員なら、ボーナスが付いていたり、社会保障があるわけです。
図を見て頂くと分かりますが、女性はずっと賃金が横ばいになりがちなので、せめて貰う金額は安定して稼げた方がいいのです。
参考文献 (第2図 性、年齢階級別賃金 ~厚生労働省~)
結婚後も働くなら正社員でいるに越したことはない
女性の仕事は、結婚と切っても切り離せない関係にあります。特に、結婚後も働くのであれば、正社員でいるに越したことはありません。
結婚すると会社を辞めるという女性も多いですが、それでも子供ができるまで働いたり、出産のために休むことも正社員なら可能性は広がります。
しかし、この考えをすっ飛ばして最初から辞めるとか、結婚すればパートにと考えている女性がいるのも事実。どうせやるなら、得をする方向で考えないと勿体ないです。
正社員でいることに越したことはないのに、最初から諦め思考でフリーターをしているのは、その段階で損をしていると自覚すべきです。
もし結婚をしない場合は自分で稼がねばならない
楽勝で結婚できる方はいいですが、結婚しない・できないかもしれないという可能性は考えておくべきです。
誰でも結婚できていた時代は過ぎ去り、婚活をしていてもなかなか結果に結びつかない男女が今は溢れています。僕もですが、婚活をしていて溢れているのでわかるんですね(汗)
結婚が難しい場合は、自分一人の力で稼いで生きて行かねばなりません。もしその時になって、やっぱり正社員で働いておけばよかったと思っても遅いのです。
正社員の窓口は、男女どちらも20代が有利なのは間違いありません。後々のことを考えた上で、自分を守る意味でも正社員として就職しておく方が無難と言えます。
男性から見る女性フリーターの印象は悪い
男性から見て、女性フリーターはどう映るのか。印象の話ですが、男性フリーターを見る女性がいるように、女性フリーターを見る男性視点で解説してみます。
フリーター女性は結婚対象として見ると印象が悪い
結婚相手として考えた時に、フリータ女性は避けたい男性が多いです。女性のように、「フリーター男性は絶対NG」とは言いませんが、それでも正社員の方が良いことに変わりはありません。
「なぜバイトをしているのかな?」、「正社員で働く気はないのかな?」、「結婚後は養われるつもりなのかな?」というネガティブな印象を抱かせるんですよ。
よっぽどの美人や素敵な女性なら問題ないのですが、共働きで支え合って生きて行かないと苦しい時代。
女性の収入をアテにしないまでも、せめて一緒になって稼いでくれる人の方が男性も選びたくなるということです。
ハイスペック男性ほど女性のスペックを気にする
「女性がフリーターというだけで避けるショボイ男性なんてお断り」と思う女性もいるかもしれません。ハイスペック男性を捕まえるから問題ないという女性の考えですよね。
しかし、残念なことにハイスペック男性ほど、女性のスペックを気にします。結婚した後に、どういった生活を送るのか、任せられるのかを考えるとフリーターは弱い・・。
フリーターというだけで、男性を下に見る女性がいるように、ハイスペック男性もフリーター女性を下に見るとも言えます。表立って口にはしないですけどね(汗)
ハイスペック男性が「自分に見合う人」と思うような女性になる。それが、正社員で働くべき理由にもなりえます。
女性が正社員で働くだけで得をすること
女性の場合は、正社員というだけで得をすることも多いです。フリーターから抜け出し、正社員で働いておくメリットをまとめてみました。
正社員というだけで身分や努力が保証されやすい
正社員とは、いわば肩書なんですね。身分証明みたいなもので、「○○会社で正社員で働いている」というだけで保証されます。
男性はどの会社に勤めているか、職業はどういったジャンルかが身分を表すのですが、女性は正社員というだけで十分です。
女性は非正規も多いので、正社員になるだけで努力をしている人と認められるなど、男性ウケはいいですよ。
逆に言うと、せっかく正社員になればもらえる身分や努力保証を、非正規でいると捨てているようなモノ。ちょっと視点を変えるだけで、正社員の魅力が分かりやすくなるはずです。
収入がある女性は結婚や出産後も自由を得やすい
嫌な話ですが、収入がない女性は、結婚や出産後に自由がなくなることもあります。男性の稼ぎをあてにすることや、男性の収入だけでギリギリの生活をすることなどが主な原因。
こういった状況下だと、万が一に離婚したくなるような出来事があっても、別れるに別れられないジレンマに陥るのです。
稼ぎが良い職業にある、看護師の女性などだと離婚率が高いと言われるんですけどね。まさに、稼ぎがあるので男性に頼らない生き方ができる証。
男性にまかせっきりというのも、人生におけるリスクなので気をつけておくべきです。
結婚しない場合も、経済力があると一人暮らしや自立がラク
結婚しないからという女性もいますが、経済力があると親が亡くなったりしても強いです。一人暮らしで自立もラクなので、将来不安はやはり緩和されると言えます。
男女どちらもフリーターのまま高齢化すると、どうしても苦しい局面に入らざるを得ないのですが。
正社員として働くことは、結婚に限らずメリットになるということですね。
女性も若い間は、周りが何かと助けてくれるのですが・・。歳を重ねると、ひんしゅくを買うかもしれませんが、助けてくれる人の割合が減っていくのでご注意を。
フリーター女性が就職するために知りたい求人サイトの特徴
それでは最後に、フリーター女性が就職するために活用できる、求人サイトの特徴をまとめておきます。
女性向けや使いやすいと感じる転職サイトを活用する
あまり就職、転職事情に詳しくない方は、女性向けの転職サイトを活用すべきです。女性向けといっても、大事なのは就職までのナビゲートをしてくれるかどうかですね。
一人で仕事探しをするのが難しい方もいるので、例えばですが転職エージェントなどでアドバイスをもらいながら探す方法があります。
相談に乗ってもらえると、考えていることや悩みがまとまってメリットも多く受けられますからね。アドバイザーがいると、女性は働きやすいでしょう。
就職は20代の間に。「若さ」は正社員への武器となる
フリーターを辞めて就職するなら、20代という若さを武器にできる時期にしておきましょう。男女どちらにも言えますが、特に女性は30代に入ると厳しいです。
色んな仕事が世の中にはありますが、入社資格が「20代」という業務は驚くほど存在します。僕も人材関係の仕事をしているので、どうしても年齢のことは耳にするんですよね。
一例を挙げると、受付や窓口業務の女性を見れば分かります。みんなとにかく若い。見栄えがいいと、男性だけでなく女性も安心して使う心理があるからです。
そういった意味で、せっかくの20代を雑にするのは勿体ないです。若い方ほど正社員就職を考えるべきと言っておきます。
結婚や出産を含めた事情に強い実績がある
相談アドバイザーと話をすれば、女性の味方をしている会社かどうかを判断してくれるので便利です。
過去に就職した女性の、結婚や出産事情など、詳しく聞けるので質問してみましょう。
もし、過去に結婚して出産しても復職実績があるなら、安心して働いても良い環境だということがわかります。
女性の大変さの一つに、結婚や出産という環境の変化がありますが、仕事を辞めないといけなくなる場所よりはサポートしてくれるところが良いはず。
このようなマイナスになりがちな点で、フォローを受けられる会社であれば、正社員として働くことをポジティブに進められるのです。
まとめ 女性もフリーターよりは正社員で働くべき
女性だから・・という理由で、正社員を諦めてしまうのは勿体ないです。
今はいいかもしれませんが、結婚後も同じように雇用形態の影響は受けることを考えるべき。
僕自身も、人材紹介の会社で働いていると、やはり正社員の女性ほど結婚を決めて行く率が高いと感じているんですね。
それだけ、男女どちらも正社員の方が、一緒になるメリットが大きいと感じているからに他なりません。
どうしても理由があるならまだしも、特別に何かあるわけでもないなら、正社員の道を模索されることをオススメしておきます。