働く気はあるんだけど・・いざ就活を考えると怖くなる
仕事をしてお金を稼ぐ気はあるのに、怖くて動けないという状況に困っていませんか?
ニートや引きこもりの問題にも聞こえる話ですが、働いていても転職が怖くてできない人もいるんですね。
実際、僕も働くことが怖くて、なかなか動けない時期がありました。これは怖いという感覚に追い込まれた人にしかわからない感覚です。
しかし、考え方を変えることで、労働に対する恐怖心の克服ができることを知らないから問題なんです。
なぜなら、大半の方が抱えている怖さは、「新しい環境」への自然な防衛本能だから。
もっと幼いころから、初めてのことや新しい物事には不安を覚えてきたはず。仕事の場合は、お金を稼いで生活しなければならない義務感から、特別に強制感を抱くためより怖く感じるだけなのです。
- 働きたいけど怖いから動けない
- ブラックバイトをしてるけど、転職しても同じ感じだ思うと怖い
このような、働くことへの怖さを人一倍抱えていた僕が、どのように克服していくべきか解説してみたいと思います。
僕が陥っていた働くことへの恐怖&不安エピソード
まずは僕が陥った、労働への恐怖や不安エピソードを伝えておきます。ここをお読みの方の中には、自分だけが仕事を怖いと感じているのでは・・と不安になっている方もいるはず。
「似たような人は多いのかな」と参考にしていただけるだけでも、少し気持ちの面で楽になるので目を通されてみて下さい。
仕事を辞めてニート状態になると、次の就職がしんどくなる
20代は職を転々としていた僕ですが、基本的に次の仕事を決める前に辞めることが多くありました。というか、働きながら就活ってすごいエネルギーがいるのでできないのです(汗)
そこで仕事を探し始めるわけですが、やっぱり安全地帯の家にいる時間が長くなると、だんだんと就職するのが怖くなるんですよ。
なぜなら、家にいる環境や働かない状態が平常運転になるので、働く行為そのものがストレスになるからです。
わかりやすい例だと、僕は頚椎ヘルニアになったことがあるんですね。最初は首に注射をするのが不安でしたし、痛みを感じてすごくイヤでした。
ただ通い始めると痛みや病院の雰囲気に慣れて、当初感じていたほど痛みを感じなくなったのです。これは仕事にも言えることで、最初は分からないことも多い分、怖さやつらさを感じやすいということです。
働いていても嫌なことがトラウマ化すると転職が怖い
ニートや無職だけでなく、働いている頃に転職を考えても、労働に恐怖した時期があります。なぜなら、労働中の嫌な出来事がトラウマになっていくからです。
僕はとある会社で、朝早く(1時間前)から出勤させられたことがあります。今にして思えば、さっさと辞めればよかったのですが・・。
こういった、1つの会社で起こる変な出来事をトラウマに抱えると、「転職先でも同じ目に遭うかもしれない」と心配になるんですよ。
しかし、あくまでトラウマになった会社に問題があるという話で、これから働く予定の会社の問題ではありません。まだ見ぬ問題を勝手に想像し、一人で怖がっても1円にもなりません。
僕もトラウマを抱えなければ・・と何度思ったかと言いたいですが、みなさんに伝えたいのは、次の職場とは切り離して考えよということですね。
人間関係が苦手なので働く前から不安になりやすい
もともとの性格で、人と関わるのが苦手という問題から、働くことに不安や恐怖心を抱くこともあります。まさに僕なのですが、新しい人間関係の構築には苦労してきました。
あれこれ言われて凹んだり、仲良くなれる人が少なくて職場でポツンとなっていたり。確かに、人間関係が上手くいかないとしんどいのは当然です。
ただ、僕の考える限り、人間関係が苦手な人というのは、少し相手に期待しすぎているところがあるんですよ。
「次の職場ではこういう人だったらいいのに」とか「〇〇な性格の人がいると働きにくいな」とか。なぜか自分のことを棚に上げて、相手次第で働きやすさが変わると思ってしまうのです。
こういった方は、逆のパターンで考えるべきです。どんな新人が入ってくるのかなとか、先輩として上手くやれるのかなとか。
みんな人間関係は、大小なり心配材料だと知っておくと考えも変わりやすいですよ。
働くことへの怖さを克服する方法は「行動」である理由
「働く怖さが一瞬で消える」というようなマジックは存在しませんが、少なくとも緩和させたり克服に向かう方法はあります。
それは、働くことが怖い人にこそ「行動」が必要という話です。
とりあえず働かないと前向きに考えが進まないから
身も蓋もない話ですが、とりあえず働いてみないと分かるものもわかりません。
僕も働くことを怖がっていた時期に考えていたのですが、とにかく起こってもいない未来を考えて不安になるんですね。
実際に怖いと感じている人も同じで、働く前のイメージだけで恐怖しているケースがほとんどです。働くどころか、応募すらせずに新しい職場のことなんて分かるはずもないのに・・。
怖いと思う人は、少しずつでもいいので、一歩ずつ前に進んで、進んだ先で怖さを感じる習慣をつけるべきです。
同じ働くことへの怖さを感じるにも、応募すらしていない時に感じる怖さが原因だと、誰も対処ができませんw
僕も人材紹介事業をやっていて、働く前から怖いと言っている方を多く見かけます。それなら、まずは前向きに行動して、起こった出来事を解決することが恐怖心の克服になると理解すべきです。
やってみて嫌だったら辞めることができる
ちなみに、働いてみないと分からないと僕が言える背景には、やってみて駄目だったら辞めるという選択があるからです。
もしこれが、決めたら絶対に変更できない仕事とか、一生続けるための企業選びなら無理は言いません。不安も恐怖も含めて、あれこれ悩んでいいと思うんですよ。
でも、実際の就職なんて、働いてみて嫌なら辞められるわけです。僕も散々辞めてますが、むしろ怖さで働いていない方が、時間も経験も無駄になっています。
「まずやってみる姿勢」は怖さ克服の第一歩。その後、働いてみたけど、やっぱり怖い思いや不安な日々がツラいなら辞める。このサイクルでいいのです。
労働に限らず人生は、「動いてみた結果で決める」と考えるくらいのほうがスムーズになるので実践されてみて下さい。
今すぐに「仕事=怖い」のベクトルを変化させる方法
仕事が怖いんだから、そう言われても動けないという方に、少しでも早く考え方を切り替える方法をお伝えします。今すぐに出来ることに絞っています。
あなたの労働観がズレていることを認識する
まず「仕事=怖い」というのは、あなたの中に決めつけがないか考えて下さい。周りにも働いている人がいますが、みんな怖いと思いながら働いているでしょうか?
おそらく、あなたと同じような境遇の方でも楽しそうに働いている人もいるはず。そこには、労働観に対する認識に差があることを自覚すべきです。
あなたがなぜ働くことが怖いのかは、僕にもわかりません。ただ、あなたが今後働く場所も、怖いところであると言えるかというと、あなた自身もわからないはず。
つまり、働くこと=怖いという労働観をあなた自身が勝手に作りすぎているんですね。やってみたら意外と怖くなかったとか、大したことがなかった経験はありませんか?
僕もですが、働くことへ恐怖している時は、どこか認識がズレていることが大半です。働く中でズレた認識を持ったなら、今後はそのズレを訂正すればいいだけと言えます。
働くことにワクワクしている人は少ないと知る
ちなみに、働くことが楽しい人は基本的に少ないです。自分からやりたくてやっていることや、好きで立ち上げている計画を仕事にしている人なら別ですが。
大半の人は会社で雇われ、お給料をもらうために働いているはず。ここがポイントなのですが、お金が発生する物事は、人がやりたがらないからこそ生まれるものという事実です。
例えばゲームなどは、楽しいのでお金を払ってでもやってみたいことですよね。でもバグがないか、ひたすら調査するような面倒臭いことは誰も好き好んでやってくれません。
だからこそ、デバッカーという人が雇われますし、作業的にワクワクしないことを続けさせられるわけです。こういうのも、嫌なことや怖さを増長させる要因にもなりますからね。
ワクワクやれてる人のほうが、社会の仕組み上は少ない。この事実に気づいて働けると、労働そのものが違った角度で見えるようになりますよ。
怖いことが心理的な問題か、病的な症状か判断する
働くことの怖さは、基本的に新しい物事への不安感から来ています。これは、おそらく大半の方が同意してくださるのではないでしょうか。
しかし、中には本当に病的に怖くて働けない人もいるんですね。人の中に入ると、過呼吸を起こすとか、咄嗟の対応ができない問題を抱えていたり。
このような病的な問題があるなら、それは病院などに行ってサポートを受けたほうが早いです。気合とか根性論は無視しましょうw
僕もうつ経験をしていますし、働くことが怖いのか、病気面でつらいのか。この境目がわからなかったことはあるのですが・・。各個人で判断して、適切な場所でアドバイスをもらうことが重要です。
働くことへの不安がある人のための就活法
当ブログの方針は、働くことが不安だったり、怖かろうと関係なく就活することをおすすめしています。
述べてきたように、まずは行動してから考える方が、対策がしやすいというのが主な考えだからです。
ただ、いきなり就活の荒波に入るのは、それなりにしんどいのも事実。それならば、具体的にどういう就活をすべきか考えて動きましょう。
就職相談やカウンセリングは必ず受けてみる
就職相談でもカウセリングでも、今の時代なら普通に受けられます。昔なら大人になったんだから就職くらいは一人で決めなければ・・という風潮もありましたけどね。
逆に今の時代は、自分ひとりで考えることは、なかなかのバカだと思っておいたほうが良いです(苦笑)なぜ笑うのかというと、僕が一人で抱え込んで、時にはうつ病にまで落ち込んだからですw
別に相談なんて誰でもしますし、カウンセリングを受けたっていいんですよ。怖くて働くのがツラい、動けないというメンタル的なフォローを求めるだけなので。
声に出して、今後どうしたら良いのかアドバイスを貰ったほうが、確実に良い未来に進めます。周りにいませんか?誰にも相談せず先走って、結果的に失敗ばかりする人。
僕も20代当時は、もっと早く人を頼ればよかったと振り返っています。相談やカウンセリングって、その道のプロの方がいるのでサポートとして最高なんですよ。
事前情報として企業内部の様子はリサーチする
企業内部の様子はリサーチしましょう。働くのが怖いのは、まず環境としてどういう場所なのか不安になるからなんですね。
それなら、求人窓口や担当の方に、どういった会社なのか聞きましょう。というのも、就職は結婚と似ているからです。
結婚する相手のことを知らず、何となく結婚する人なんていませんよね。少なくとも就職も、気になることくらいは知っておいても問題ないはず。
あなたが怖いと思っている会社のイメージがあるとして、そのイメージと照らし合わせてみるのです。就活エージェントなどは、担当の方が会社のことを知っているので教えてくれます。
リサーチして駄目ならまだしも、リサーチすらまともにしないまま、「働くのが怖い」と言っていては・・話にならないですよ。
短時間や研修といったシステムのある場で働く
怖さが拭えないなら、短時間労働や研修システムのある職場を探すのもありです。だいたいの会社は、基本1~3ヶ月の研修期間を設けてくれるので心配は要らないはず。
ハローワークなど、直接面接に行く場だと、「働くことが怖いので、最初は短時間勤務で様子を見させて欲しい」とは言いにくいところもありますが(汗)
それならば、企業と求職者をつなぐ人材エージェントなどを活用して、ひとまず働きやすい環境づくりを狙うのです。
先程述べた企業リサーチも同時に行うといいですよ。20代くらいだと、いくらでも優遇されるので実は求めやすい要望だったりします。
幸い、このブログは20代向けに書いているので言える話ですが。若さが最大の武器になる以上は、いくらでも条件面で整えてもらいやすいのです。
まとめ 働くのは誰でも最初は怖い。だからこそ「行動」するのみ
最初は誰でも働くのが怖いのです。しかし、そこには行動もしない時から、勝手に恐怖をイメージしているだけというケースも少なくありません。
- まず行動する
- 行動できないならサポートを受ける
この繰り返しをするだけで、今まさに恐怖している状況からは脱する可能性が高まります。
働くことが怖いのは、あなたが怖い方向にあえて進んでいるだけかもしれません。
怖いというのは仕方がありませんが、行動しないと何も始まらない。これが真実です。もし20代の方なら、就活サポートも受けやすい環境があります。
当ブログは、若者向けの就活サイトをまとめているので、必要であれば活用されてみて下さい。