フリーターだけど結婚したい・・
非正規雇用の立場で結婚を考えると、どうしても無理が出てしまいますよね。僕なんて、非正規の間は恋愛すらおぼつかなかったくらいです。
事実、フリーターは恋愛までは許されても、結婚までは厳しいのが現状にあります。
なぜなら、フリーターには偏見がまだまだ存在することや、結婚後の生活に支障が出やすい特徴が多すぎるから。
そのため、対策としては正社員になった方が早いと言えます。
ただフリーターでも結婚できる人もいるので、特徴をまとめて解説させて頂きました。
- フリーターでも結婚できる方法があるなら知りたい
- やっぱり正社員になるべきか迷っている
こういった方は、参考にして頂きたいのでぜひ読み進めて下さいませ。
フリーターの結婚が難しい理由は「デメリット」しかないこと
いきなり斬り捨ててしまいますが、フリーター相手の結婚には、デメリットしかありません。
想像して頂くとお分かり頂けますが、フリーターとの結婚をわざわざ目指す人はいないんですよ。
そこで、フリーターを選ぶデメリットがどれくらい悪影響を及ぼすのかをまとめてみました。僕が、フリーター時代に、彼女すら作る気になれなかった理由も含んでいます(汗)
結婚を口にするだけで、常識を疑われてしまう
フリーター状態から「結婚」を望むだけで、いわゆる人としての常識力が疑われてしまうんですね。バイトをしている男性が、「結婚したい」と女性に言っていたらどう思いますか?
おそらく9割以上の人は、「ちょっと不安なんじゃないの?」と思うはず。それだけ、世間的にはフリーターの結婚は常識外れとされているわけです。
もし本気で結婚を考えるなら、フリーター状態であったとしても、口にするタイミングや、ニュアンスには気をつけるべき。
「常識力がない」と思われるだけで損をするのは勿体ないです。
収入が安定しないためお金の不安が付きまとう
収入面でもフリーターは安定しないので、いつもお金の不安が付きまといます。特に女性が男性に求めるのは年収で、一般的な女性は400万円以上を求めるとも言われているんですね。
実際に、有配偶率のデータが厚生労働省より出されていますが、男性が非正規雇用者で結婚している割合はとても少ないです。逆に女性は非正規雇用者も多いのですが・・。
これは男女の役割で考えた時に、悔しいですが男性の方がお金を求められるポジションにいることを表しています。
子どもを生むことなどを考えれば、女性は非正規でも許されやすいですからね。男性は頑張らないといけないので、やはりフリーターは厳しいのです。
参考文献 (非正規雇用対策・若者雇用対策について ~厚生労働省~)
結婚後のイベント(子供やマイホーム)が条件的に厳しい
お金の話をしていますが、結婚後はとにかくお金を使うイベントが多いです。家も賃貸だと出費していくばかりなので、家を買うという方向に進むのですが・・当然お金が必要です。
結婚式を挙げたり、子供ができるといった話にも、やはり少額では済まない問題が出てきます。僕も結婚している兄がいますが、話を聞いているとエグイほどお金が必要になっていましたw
もちろん、結婚式はナシ、家も子供も要らないという生活スタイルを選ぶ方の否定はしません。ただ、「選ぶ」のと「お金がなく仕方がなく諦める」のでは全く違いますよね。
「お金があれば」と言いながらいつも何かを我慢するような結婚生活は、やはりストレスが溜まってしまうものだと思います。
相手の親からの反対は覚悟しなければいけない
フリーターの結婚において、特に男性は相手の親からの反対を覚悟しなければいけません。
結婚のあいさつに出向く際に、吐き気がするほ緊張してしまう人もいますよね。
すんなりOKを出してくれるならいいのですが、会ってくれなかったり、何度も通ってお願いするのも苦しいです。(普通は一回挨拶に行けばいいだけですから)
そう考えると、正社員に就職する方が意外と気楽な話だということも考えられます(苦笑)
就職が厳しいからと避けている人が、お相手のお父さんを説得するのは・・なかなか骨が折れるものです。
フリーター男性との結婚は、女性への負担が偏る
世の中は、女性が非正規のパターンが多いので、あまり女性側がフリーターでも気にしない男性は多いはずです。しかし、フリーター男性と結婚する女性は負担が出ることを考えます。
まず収入面で安定しないので、精神的なストレスが、正社員と結婚している女性よりも負担です。
家計のやりくりなど、女性がやるところは多いので、夫がフリーターということで、どんどん偏った負担を取らされて行きます。
最初はこれでもいいかもしれませんが、結婚してずっとこの状態が続くとしたら・・。
やはり不満爆発の原因などになりがち。男性より女性が不利になるからこそ、フリーター結婚の難しさがあると言えます。
結婚後の後悔ポイントがいきなり出ている
フリーターと結婚して、後に後悔することも考えれます。最初はラブラブで、お金の問題なんか愛情で乗り越えているかもしれません。
というか、実際に多いと思うんですよね。若ければ若いほど、盲目的に一生続くような愛情を感じやすいので。
しかし、数年経っても新鮮な気持ちが続くことはありません。人間なので、やはり相手への熱は冷めてきますし、結婚生活というリアルに立ち向かうことになります。
そこで金銭的な不満があった時に、後悔するポイントになるのは「フリーターだと分かって結婚していた事実」です。
最初から分かり切っていたことだけに、「なんでこの状態で結婚したのか」と思うと・・破たんまでは一気ですよ。
フリーターから結婚を目指せる人の特徴
僕は「フリーターだから結婚は絶対にできない」とまでは言いません。あくまで、一般常識的な感覚を持った上で意見を述べているだけです。
そのため、フリーターから結婚を目指せる人の特徴もまとめました。もし該当するなら、フリーターだろうと、結婚できる確率は高いと言えます。
正社員で働けるだけの能力がない
これは能力的な問題ですが、正社員として働くことが困難な方は仕方がないです。身体に障害があったり、フルタイムで働けない事情があるなどケースバイケース。
正社員が無理なのに、正社員にならないといけないことはありませんからね。
僕も実際に、20代前半くらいは正社員になれるようなメンタル状況でもなかったのでお気持ちは分かります。
正社員として働けないというのは、相手と話し合って個々で解決すべき問題。お互いの合意があれば、何にでも言えることですが、問題視する必要はありません。
男女どちらもフリーター同士
話がまとまりやすいのは、お互いがフリーター同士だったりします。
お互いの働き方や、生活スタイルに考えがあってバイトを選んでいるならまとまりやすいです。
女性だけがフリーターで、男性に正社員を求めていたら、それはちょっとおかしいですしw(お前も正社員でモノを言えよ!と普通の男性なら思うでしょう)
一般的には「何で正社員にならないの?」といった質問を受けるところですが、お互いに自分の時間を大事にしたり、会社に縛られない自由さを求めるなら相性もバッチリ。
お金の面や、結婚後の生活に不安があっても、お互いに知恵を出し合えるなら愛の形として成立しています。
駆け落ちするくらいお互いに燃え上がっている
恋愛結婚の場合は、相手の仕事や収入などを気にせず、燃え上がって結婚することもできます。若い間の特権なので、「勢い」という言葉があるくらいですからね。
フリーター状態の結婚を反対されても、「駆け落ちしてやる!」くらいの気持ちがあるなら、成人を迎えている男女であれば結婚もできます。
こういうの、ちょっと羨ましく思うんですよね(笑)
ハードルがあればあるほど燃えるので、男女どちらも勢いのある間に結婚してみるのは作戦としてはアリになります。後はしっかり働くことを忘れずに。
正社員を前提に頑張れている
フリーターであっても、正社員を前提とした働き方が出来ているなら問題はありません。
非正規雇用でも、いずれ正社員登用が待っているなら働く姿勢としては評価されます。
雇用先との契約はしっかり確認しておく必要があるものの、正社員で頑張ろうとする姿勢があるなら周りも応援してくれます。
今は、非正規から働き始めないと正社員になれない状況でもあるので、正社員を目指す人は引き続き頑張りましょう。
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女性がキャリア志向で男性にサポートを求めている
レアケースですが、女性がキャリア志向で、男性に対してそこまで収入を求めない方もいます。
男性もそこまで仕事に熱がないなら、女性のサポートに回るのもありですよね。主夫という言葉もここ数年では出てきていますので。
実際、家事は面倒くさいものなので、家のことを任せきりにしたい女性はいますw男性が代わりに家事を行い、女性の負担を取ることができればフリーターでもいいんですよ。
ただ、女性に取ってそれだけ魅力のある男性でいる条件はあるのですが・・(苦笑)ハードルはありますが、主夫を狙える方は頑張るのもいいですよね。
目的があってフリーターをしている20代
目的ありきでフリーターをしている人なら、多少は問題視されますが大丈夫です。
時期を決めて、「いつまでに目的にしていることに結果が出なければ正社員になる」と約束するなど方法はいくらでもあります。ただし、約束を守ることと信用される必要があります。
バンドマンなどこういったタイプですが、20代くらいなら、目標があるなら全力でやりつつお相手に応援されるのもいいですよね。
「結婚はその後でいいのでは?」と言われることもあるので、ここは個人の話し合いで決めるところです。20代なら、やり直しがいくらでも利くのでチャレンジ精神は大事です。
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フリーター相手に結婚する女性も実はキケン!?
フリーターと結婚している女性は、男性から見ると、お金や安定に捉われない人でステキに見えるのですが・・。実は、フリーター男性を相手に結婚する女性も実はキケンがあります。
「フリーターの自分の魅力を見てくれているんだな」と勘違いする男性も出てくる可能性があるので、何がどうキケンなのか解説します。
その場の情に流される傾向あり
フリーターをやっていた僕が言うのもなんですが(汗)その場の情に流される傾向がある女性はキケンです。
結婚なので「生活を考えての判断を下す」ことが求められます。男性も、最初はいい子かなと思う女性でも・・後になってあまり考えていない女性だったと気づくことはありますよね。
情があるのはいいことですが、結婚以外のところで悪影響が出ないか判断すべきです。フリーターを選ぶ女性は、リスクを計算できない人かもしれないという見方もできるのです。
相手を甘やかしてダメにしてしまう
フリーターを許容する女性の近くにいると、男性として頑張らないといけないハードルがガクンと下がりがちです。
「正社員で働ける人が好き」と言われるのと「フリーターでもいいよ」と言ってくれる女性のどちらが男性を伸ばすかという話ですね。
甘やかされるとダメになる男性は一定数いるので、自分で向上心を持てない方はキケンです。女性も甘やかしてしまったがために、ダメ夫にしてしまうリスクは考えましょう。
人は楽な方に進みがちなので、気をつけるべきポイントと言えます。
自分が負担を背負えば良いと考えがち
女性側が、男性のフリーター状態による不安定さを背負うようになるのもキケンです。女性が「私が働けば解決する」と思い始めると、どこかで負担や不満は出てくるんですね。
結婚は男女どちらも支え合いの精神でやっていくことなので、片方に背負わせる負担は増えない方がいいのです。
女性はある時を境に爆発してしまうことがあるので、そう考えると男性も気楽にフリーターをやっている場合ではないと言えます。
「この結婚に負担をより強いられているのはどちらか?」という視点で考えてみて下さい。
フリーター男性が結婚をするためにやるべきこと
フリーター状態から結婚するには、やはり正社員に求められることを手に入れるまでです。
特にフリーター男性は、結婚するためにやるべきことがあるので解説しておきます。
正社員になる方が早い
身も蓋もない話ですが、あれこれフリーターから結婚を考えてハードルが高くなるなら、正社員になった方が早く片付くのは事実です。
よっぽど正社員にならない、なりたくない理由があるなら話は別ですが・・。
もしそんなにこだわりなくバイトをしているなら、20代の間に正社員になっておく方が楽になれます。
正社員の身分だと、恋愛は有利になりますし、結婚も想定したお付き合いは当たり前のようにできるのです。
僕も正社員になった当時は、彼女ができたりと「正社員の身分は偉大だぜ!w」と思った物。まあ、今は恋人がいないんですがw正社員になると、異性関係を選ぶ自由が広がりますよ。
非正規でも貯金は頑張る
フリーターとして非正規で働いていると、なかなか給料面は上がらず苦しいです。
そのため、せめてもの努力として貯金を頑張っておくことが結婚には必要です。
仮にフリーターなので、結婚式をしない、子供も作らないと決めていても、初期費用として引っ越しなど何かと物入りです。
貯金はできる限り頑張って、結婚に対しては前向きに考えていることを、アピール材料にすべきですね。ダラダラ浪費していると、これだからフリーターは・・と言われかねません。
婚活パーティーや結婚相談所で現実を知る
「結婚なんてフリーターのままでいいじゃん」と今ひとつ、正社員になることに気乗りしない方は、婚活など出会いの場に行ってみると現実が分かります。
どれだけ異性から、フリーターが相手にされないのかは、すぐに判断が付きますので。普通に知り合うくらいだと、相手が自分をどう思っているか分からないのですが・・。
婚活なら職業や年収で、あっという間に足切りを食らうことが分かります。男女関係なく、非正規状態は人気しないので、現実を知るにはちょうどいい残酷さです。
婚活パーティーや、結婚相談所に行ってみて「現実」に気づく。そこで初めて、結婚には何が必要かを本気で考えられるようになるとも言えます。フリーター結婚の現実は、思っているより厳しいのです。
まとめ 本気で結婚を意識するフリーターは、正社員になるべき
「フリーターでも結婚する人はいる」と思うかもしれませんが、ごく一部のケースだと心得ておきましょう。
厳しい話ですが、誰も好き好んでフリーターと結婚しようとは思いません。友達として恋人として仲良くできても、実生活を共にする配偶者となれば話は別なのです。そのため
- フリーターだけど結婚願望は強いと思う
- 結婚するために正社員を目指したい
こういう思いがある方は、まずは就活して行動から変えて行くべきです。20代の間なら、就活も結婚相手もまだまだ選び放題なので間に合います。
フリーターのあなたが本気で結婚をしたいなら、正社員を目指すよう適切な場所で仕事をやっていくべきです。