正社員になりたいけど、何から始めればいいの?
フリーターから正社員になりたくても、何をすべきか迷うことがあります。
僕の場合は22歳~23歳くらいの頃に、正社員を思い立つも苦戦したのでよく覚えています。フリーター経験しかないため、知識的にもやることが分からないのも無理はありません。
しかし、フリーターが正社員になるためにやるべきことは決まっています。
それは、正社員になるためのやるべきことリスト通りに行動すること。世間に溢れている就活情報は多くありますが、複雑すぎて次のような問題が発生していますよね?
- 就活本などを読んでも、やることが多すぎて手が付けられない
- 正社員になるための具体的な行動が、自分のケースでは当てはまらない
このような疑問に答えるために、正社員になるためのやるべきことリストをまとめました。リスト通りに動いてみて、やれていないことがあれば、そこを見直して行くことで就職に繋がります。
「正社員になりたくてもなれないフリーター」にありがちな状態3つ
「正社員になりたい」という思いがあるのに結果が出ない時ほど、ありがちなマイナス状態にハマり込んでいる傾向があります。
その多くは、自分でも気づきにくい状態なので、第三者に言われないと分からないからです。この対策には、問題を明確に意識して陥っている状態を把握すること。
僕自身もフリーター時代に言われてハッとした話なので、解説していきます。
正社員に就職したいと思うだけで行動しない
正社員になりたい、就職したい。これは、フリーター状態にいる人なら誰でも思うことです。このモチベーションは大事なことなので、絶やさないようにして下さい。
ですが、「正社員になりたい」と思うだけで、具体的に行動に移さなければ意味がありません。
ありがちですが、正社員になりたい思いに比例した動きを取れていない人がいます。まずは動いて、就活して仕事をしないと始まらないという自覚が必要です。
- テストで良い点が取れればいいなと「思うだけ」で勉強をしない
- 彼女が欲しいと「思うだけ」で出会いの場に行かない
こんな経験はありませんか?同じように、正社員にもなりたいだけで動ていなければ結果は出ません。この状態を抜け出すには、実際に行動することです。
これは20代の僕にも伝えたい話です。思うだけで何も動かないと、お地蔵さんをやってるだけで時間が流れるだけですよ。
フリーター経歴を評価しない会社ばかり狙っている
すでに就活している人でも、正社員になれない時は、応募している会社がフリーター経歴を評価していない可能性が高いと言えます。
まだ評価されないくらいならいいのですが、一番の問題は「フリーター経歴をマイナス材料として見ている会社」を狙ってしまうこと。
経歴の評価については、会社ごとに違うため、不採用になっても、何が理由で落とされたのか不明なままですからね。逆にマイナス評価になっていたのでは、それは正社員も遠のくはず。
そのため、フリーター経歴を評価する会社を狙わなければいけません。この方法としては、第二新卒やフリーター向けを前提とした求人案件を活用していくことがベスト。
フリーターでもOKかどうかも確認せず、がむしゃらに頑張ればいいと思っている方ほど注意しておくべきです。
求人アドバイザーなどを通して「正社員になる条件確認」をしない
正社員になりたいなら、正社員になる条件を会社別に知っておくとスムーズに話は進みます。フリーター経歴を、いちいち気にしていたらメンタル的にもしんどいですから。
そこで利用したいのは求人アドバイザーや転職エージェント。利用する目的は、各企業の採用事情について、詳しい条件を知っているからなんですね。
求人アドバイザーも企業の採用担当者も、できれば採用できないことがわかる人材の面接は避けたい思惑があります。
応募者を無差別に面接しないといけないハロワなどだと、これができません。結果、最初から落ちる事が決まっているのに就活面接していることもあります。
もし事前にアドバイザーに相談しておけば、フリーターでも採用してくれる会社の傾向や、具体的ケースまで教えてくれます。つまり、採用条件を知りたいなら求人アドバイザーに聞けという話。
正社員になりたいなら、その思いに応えてくれる会社に応募したいはず。僕もこれを知らずに、正社員の条件を無視していたことがあるので反省するばかりです・・。
正社員になりたいフリーターがやるべきことリスト
正社員になりたいなら、やるべきことは決まっています。そのためのリストをまとめたので、フリーターの方は確認して下さい。
出来ていると思えばクリアしているのでいいのですが、見落としていたり行動できていないと思うなら参考にすべきと言えます。それでは、やるべきことリストの解説をします。
正社員に就職するまでの求職期限を限定する
「いつか正社員になれたらいいな」といった願望は危険です。目標や目的は、一定期間だけに限定しておくべきです。
なぜなら正社員は、何歳になっても応募することが可能ですよね。そのため、逆に余裕が生まれて行動しない理由にもなりやすいのです。僕が20代で正社員化を急げと言う理由もコレです。
ダラダラしていると、そのままフリーター環境に甘んじる状態から変化も出来ません。
例えばですが、3ヵ月以内に就職すると決めたらその間は求職活動を頑張るといった覚悟を持つと結果にも繋がりやすいです。
「いつか」と「今」だと、行動に違いが出てくると思いませんか?そういうことです。
アルバイトでも就職に活かせる経験を細かくまとめる
アルバイトなどフリーター経歴は社会的に見ると、なかなか評価されにくい傾向にあります。ただし、それは伝え方によってはいくらでも変わることを知るべきです。
そこで使えるのは、フリーター経験をできるだけ細かくまとめること。一例ですが、僕はラーメン屋でバイトをしていたことがあります。
ですが、経歴として「ラーメン屋でバイト」としか伝えられないと、「バイトかぁ・・」という感想で終わるだけ。
これを「バイト業務ではありますが、来客それぞれへの気配り、ホール作業の段取りの工夫、マニュアル業務の応用を考えて働くことを学んでいます」と言えたらどうでしょう?
正社員に採用される人は、フリーターとして培った経験を決してムダにしないんですね。採用側も、「しっかり業務から学ぶ力がある人材」と評価してくれやすくなることを忘れないで下さい。
経験や興味を活かせる仕事をピックアップする
正社員になりたいけどなれない理由のひとつに、応募したい会社や、やりたい仕事がないということがあります。せっかく働くなら、応募したい会社などがあると楽なのですが・・。
ただ、現実的にやりたい仕事がある人は、早々に目標を定めているため、フリーターになることは少ないのも事実です。しかし、フリーターでも諦める必要はありません。
コツとして、ほんの少しで良いので、経験を活かせる仕事をピックアップしてください。「やりたい仕事レベル」まで考える必要はありません。
なぜなら、大半の仕事は働いてみないとわからないからです。いくらやりたい仕事があっても、入社して違っていたなんていくらでもある話ですからね。
まずは些細な興味からや、とりあえず働いても良いかなと思う仕事で問題ありません。これくらいの心構えでいる方が、結果的に期待を抱き過ぎず、正社員になるハードルを下げやすいのです。
フリーター(非正規)からの正社員登用を打診する
今現在、フリーターとして働いている職場があるなら、正社員登用の打診をしてみるのは手っ取り早いです。非正規の立場から、正社員になれる道を模索するのは重要な手段。
最初はどこで働いても、まずはお試し雇用が前提になるんですね。そのため、非正規から正社員になるルートは、どうしても通らないといけないと思っておくべきです。
その点で、すでに今フリーターとして働いているならば、後は正社員でやってみたいと思ったタイミングでお願いしてもいいのです。
就活するのが面倒な人も、「今の職場で正社員になれるなら」と思っている方もいるでしょう。もし、「バイトの身分だから言えない」と思っていても遠慮はいりません。
「自分の人生がかかっている」と思えば、言うべきところは言っていかないとそれこそ問題です。
就活サポートを受け「職歴なし、未経験者歓迎」の求人を狙う
フリーターとして一人で就活をしている方は多いと思いますが、正社員を目指すなら就活サポートは受けましょう。
具体的には、求人アドバイザーや専門エージェントであれば問題はありません。
これまで一人で就活してもどうにかなっていたのは、企業側も慎重にならずに雇うフリーター雇用だったからです。正社員になるなら、そう簡単にみんなが雇用されることはありません。
その際に、求人アドバイザーとの話し合いから、「職歴不問」や「未経験者歓迎」の求人はどんどん教えてもらうべきです。いわゆるフリータ特化求人を狙うこと。
求人サポートの醍醐味ですが、求人掲載されていなくても、教えてくれることはよくあるんですよ。登録者は非公開求人が見えるといったサービスが多いのも、利用者だけにはこっそり教えたいからです。
僕もこれを知っていれば、もっと早く正社員になれていたなと反省・・。
正社員になりたい人が、やるべきでないことリスト
正社員になりたいのに、真逆の方向に進んでいる人もいます。
就活は正しいことをやっているようで、実は間違った行動になりがちなので、ここで確認しておいてください。
目標がないのに資格取得や職業訓練に行く
僕が正社員を目指していた当時、不採用が続いてどうにもならないと悩んだ時期がありました。当時はハローワークを利用していたので、窓口の方とも顔なじみに・・。
「また来たか」とは言われない物の、やはり窓口で顔を合わせるたびに気まずい思いをしたものです。相談員さんも見かねたのか、提案してくれたのが「職業訓練」でした。
ハローワークは、職業訓練も支援の一環でやっているのですが、就職できないことを理由に勧められることがあります。(誤解がないように言いますが、勧めは悪い話ではありません)
しかし、僕自身に取っては興味のない分野で(電気関係の資格)、仮に資格を取れても長期的に働こうと思えない環境の話でした。
間違う人は、正社員になりたいがために、こういった方向に進む可能性もあるのですが・・。結果的に興味がないことをやるので、訓練すら嫌になることも考えるべきです。
正社員になりたかったのに、いつのまにか資格取得や職業訓練に励むというのは、何をやっているのかわからないとも言えます。働きたいのに、目標もなく訓練を受ける道に行くなら立ち止まるべきです。
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正社員登用システムがない職場への就職
フリーターから正社員になるには、最初は非正規としてお試しで働くことが基本になります。
ただ、ここで忘れてはいけないのは、非正規で始めるにしても、正社員登用システムありきで働く必要があるという話。
もし正社員になれるか不明であるにも関わらず、非正規雇用として入社していたら問題です。「フリーターから正社員になる前提」で動かないと、またフリーター生活を続けるだけなんですよ。
正社員登用を前提としているかどうかは、契約が必要なので、入社前に必ず確認するようにしておくべきです。「正社員登用を前提にお願いします」と伝えておくと確実です。
フリーターが正社員になりたい時に役立つ求人サイトの特徴
フリーターから正社員になりたい時に、どういった求人サイトを使っているでしょうか。実は、フリーターから正社員になれる求人サービスには大きな開きがあります。
つまり、いくら頑張っても正社員になれないフリーターは、求人サイト(サービス)の選び方から間違っているということになります。
求人サイトならどこでも良い訳ではなく、正社員になりやすい条件にしっかりマッチしているかどうかを確認しましょう。そこで、ここでは役立つ求人サイトの特徴を解説します。
既卒・第二新卒・フリーター向けの専門求人エージェント
王道ですが「既卒・第二新卒・フリーター」に向けられた専門求人エージェントは強いです。
専門のアドバイザーが在中していることはもちろん、正社員になりたいけどなれない人たちの支援やサポートに特化しています。
正社員になれないといっても、ほんの少しの専門的サポートを受ければ採用される人が多いのも事実です。
実際、僕みたいに正しい就活や対策法を知らないままフリーターに至った人もいるはず。そういった方が、専門エージェントを通して気づきを得て、一気に正社員になれることはよくあります。
フリーターの人は、同じような悩みや問題で行き詰って正社員になれていないだけ。求人サービスが、フリーターの問題解決に特化しているかどうかが重要です。
履歴書、職務経歴書、面接対策に対応している
正社員採用には、履歴書や職務経歴書、面接対策などを通して「しっかりとした人材」であることを伝える必要があります。
バイトとの違いはここで、どれだけ一般常識を持っているかや、長い目で見て頼れる人材かを把握する材料になると言えます。
その材料が不安なものだったら・・それは正社員にもなれないですよね。そこで対策として、アドバイザーが対応してくれたり、遠方や地域在住なら電話で相談できるところが必要になります。
求人サイトをチェックしてみて、経歴書の書き方や面接対策ができそうだなと思ったら大丈夫。就活ノウハウがない人ほど、活用すべきと言えます。
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就職成功率は80%以上のデータがある
正社員への就職率は、求人サービスの質を担保する数字になります。自信がある求人サービスなら、必ずそのデータ公開をしているのでチェックしておくべきですね。
特にフリーターから正社員を目指すなら、利用する以上はきっちり結果を求めたいはず。その点で、分かりやすく就職成功率を上げているところは
- DYM就職 就職率96%
- ジェイック 就職率80.3%
- ハタラクティブ 就職率80.4%
こういった感じで掲載しています。フリーターからの就職における専門性が高いところは、最低でも80%は維持していることが分かります。
もし何社も受けて落ちているなら、自己流に頼り過ぎている可能性も考えるべきです。実際、学生たちがあれだけ不採用やお祈りメールに嘆くのは、自分たちで就活するからです。
専門家に頼る風潮がないのは、僕も就活を通して感じていたことでした。仕事探しは分からないことも多いので、せめて採用されやすいところで有利に就活すべきと言えます。
まとめ 正社員になるための「やるべきこと」が分からない時は専門家に頼むべき
正社員になるためには「フリーターがやるべきこと」を手順通り進めることです。しかし、やるべきことリストを見ても、行動に移せない人もいるはず。
そういった時は、もっと具体的に指示を出してくれ、動きやすい状態に持っていってくれる求人エージェントや専門家を頼るとスムーズです。
- 就活のやるべきことは分かったが、一人でやるのは心もとない
- 正社員になりたい気持ちや、やる気の炎が燃えている間に就職を決めたい
こういった方は、今の段階でできる行動を取るべきです。「就職したい」と思えている間に、なるべく失敗を避けて就職してしまう。
そのためにも、リスト化したやるべきことを進めて、分からなければ専門家に頼って結果に繋げるよう動いて行きましょう。結果は行動にしっかりついてきます。