やべえ。。試用期間だけど、どうやって辞めようか・・
「試用期間中に辞めたい!?そんな甘えごとを言う奴は社会人失格だ!!」とでも言いたい人がいるかもしれませんが、別に辞めてよくないですか?w
何を隠そう、僕も高卒で就職した会社はわずか3日で辞めています。だって、適当にやむを得ず就職したので相性が悪かったんですよ。仕方が無いかなと今は振り返っています。
しかし、試用期間中に辞める方法を知らないだけで、「試用期間で離職は無理だ」と諦める人が多いのも考え物。なぜなら、試用期間中に離職する方がずっと楽に辞められるからです。
試用期間を終えて離職する方が、より言い出しにくくなるし、会社にも迷惑が掛かる。これはどなたも理解できていることだと僕なんかは思うんですよね。
- 試用期間中だけど辞めたい
- 研修中に辞める手順があるなら教えて
こういったことで悩まれている方に、僕自身が就職3日目で辞めたことを含め、正しい試用期間中の辞め方を解説してみます。
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「試用期間(研修期間)で辞めたい」ときに起こる悩みと解決案
入社した段階ではやる気に満ち溢れていますが、いざ働いてみたら違った・・という状況は誰にでも起こる問題です。
そこで重要なのは、辞めたいと思った時に対する解決案。知っていくと意外と問題にならないことがお分かり頂けるはず。
辞めることをいつ言うかタイミングが分からない
試用期間中だろうと、辞めたいと思ったら辞め時
試用期間なので、辞めるというのは言い出しにくいですよね。何せ、入社したばかりで仕事を教えてもらっている真っただ中w
何なら、「これから頑張って行こうな!w」と上司や先輩と話を合わせているツラい状況ではないでしょうか。僕も実際にありましたが、こういう流れになると言い出しにくい。
しかし、言い出しにくいからと言って、研修期間を終えて辞めるタイミングを見計らったとしても辞めることに変わりはないんですね。
気づいて欲しいのは、時期をずらしたからと言って、周りに何も思われなくなることはありえないということです。
だからこそ、辞めたいと思った時がまさに辞め時。あれこれ考えても悩みは尽きないので、辞めたいと思った時が言い出すタイミングだと考えるのが自然です。
労働基準法や法律的に問題にならないか知りたい
2週間前に伝えれば辞めても問題にならない(民法第627条参照)
「会社が辞めさせてくれない!」という人もいるのですが、会社側の勝手なルールなので気にする必要はありません。民法では2週間前に解約の申し入れをすれば、原則退職OKです。
しかし、会社側の就業規約があってないようなモノと同じで、2週間という期間もそこまで重視されません。なぜなら、お互いの合意によって辞めるかどうかは決まるからです。
「明日からクビだ!」と言われて働けなくなる人がいるように、「明日から来ません」で辞める人もいるんですよ。
訴えれたらとか、損害賠償されたら・・と考える人は、そもそも法律が行使されるようなケースの方が少ないことを知らないだけ。訴訟は手間がかかり過ぎるんですよ。
病気で急に入院して1年帰ってこない人だったら、普通に即日で辞めてるじゃないですかという話。
参考文献 (退職・解雇・雇止め~大阪労働局Q1~)
雇用保険など社会保険の加入履歴が気になる
社会保険の加入履歴は、次の会社にわかる?
採用側に立つとわかるのですが、保険の加入履歴なんて気にしないです。
パートやアルバイトでも、雇用契約によっては保険が掛けられます。そのため、「すぐに辞めたら加入履歴で次の会社に分かる」と心配する人がいるのも確かです。
しかし、わざわざ加入履歴をハローワークや年金機構に確認する人なんていないんですよ。少なくとも、詐称を疑って調べるということはありません。
なぜなら、僕は人材紹介の仕事をしていてわかるのですが、求職者の過去を調べることに意味がないからです。
もちろん資格など、持っていなければ仕事にならない場合は提出も求めますけどね。過去にすぐに辞めた経歴があったとして、それを隠すようにしていても基本的に分からないんです。
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試用期間中に辞めるメリット・デメリット
試用期間中に辞めない方が良いという人もいれば、辞めたいなら即離職しろという僕のような人もいます。
そこで迷うようなら、メリット・デメリットで判断すべきです。
メリット①合わないと思えば退職の決断は早い方が良い
言うまでもありませんが、合わないと思っているならさっさと辞めるべきです。人間の直感は大事にした方が良いのは言うまでもなく。
「この会社に残っていても、結果的に辞めるだろうな」と思ったら、そこから吸収できることも非常に少ないです。
もし試用期間を過ぎて辞めるとしても、伝えにくさは変わらないですし、逆に引き止めの要因になりかねないといった問題を含みます。
仮に試用期間中なら、人間関係もほぼ構築されておらず、何か思われるにしても「すぐ辞める人だな」くらいで済みますからね。だからこそ決断は早い方がいいのです。
メリット②新卒や20代なら第二新卒や既卒の枠で再就職できる
すぐに辞める人って、基本的に若いですよね。僕もそうでしたが、新卒とか20代の方はすぐに辞めると言われています。753現象とかありますから(汗)
しかし、新卒や20代の方なら、そのまま次の就活に進んだ方が楽になることを考えるべき。なぜなら、第二新卒や既卒枠といった、若者のための採用枠が存在するから。
せっかく再就職しやすい環境が整っているなら、あえてそのチャンスを使うという考え方もできるのです。僕も20代で転々と仕事を変えていますが、まさにチャンスがあったなと今では思います。
「試用期間に辞めるのは申し訳ないから」と勝手にしがらみを作って先延ばしにすればするほど、再就職のチャンスが無くなるので気をつけて下さい。
メリット③会社側も本採用になる前に辞めてくれた方が助かる
世間的に、「辞めるのは会社に迷惑がかかる」なんて言われていますが、実際のところは感情論だと自覚すべきですね。
会社を辞める=根性がないとか、若者はすぐ辞めてダメだみたいな話になりがちなんですが。僕も言われたけどw
しかし、会社に取っては戦力になった人材に辞められることが一番つらいのです。野球などでも同じですよね。FAなどで主力選手が抜ける時こそ、かなりダメージになります。
いきなり辞められると、「せっかく採用したのに」と思われる部分はもちろんあるのですが。長期的に見たら、サクッと最初に辞めることが会社に取っては助かるのです。
デメリット①研修期間なので通常離職よりは勇気がいる
言うまでもないですが、研修期間なので「え!?いきなり辞めるの!?」という反応を受けるためしんどいです(苦笑)やっぱり通常離職よりは勇気も要りますからね。
ですが、逆の考え方をするなら、お互いに情が出ない間に辞めることが出来るとも考えられるんですよね。
なぜなら、僕自身も3日で辞めた仕事は、辞めてしまうと一気にラクなったから。今では、当時の社員さんたちの顔も覚えていませんし、名前もあやふやですw
みなさんも、職場に入りたての方がすぐに辞めたとして・・果たしてその後ずっと覚えているでしょうか?ほとんどの人が、どうでも良い人に変わるはずです。
辞めてしまったら楽になるので、辞めたいなら行動してみるべきです。ほんの少しの勇気を出せるかどうかがポイントです。
デメリット②正社員で就職している場合は勿体ない
実は僕が3日で辞めたところは、正社員で就職してたんですよ。新卒で働き始めていて、普通の感覚で言うなら勿体ないんですが。
同じように、今すぐに辞めたいと悩む人の中には、正社員だからなぁ・・と考えている方もいらっしゃるはず。
しかし、正社員として就職していても、続けられる気がしないなら辞めた方が無難です。なぜなら、遅かれ早かれ辞めるのであれば、再スタートを切った方がいいから。
正社員の肩書を捨てるのはデメリットになるのですが、その肩書にすがってしまい動けないまま人生が流れて行くのはデメリット。
辞める意思が、ダラダラ働くことで消えるならいいのですが。そう上手くならないのも事実なので、無理だと思えば切り替えていくべきです。
試用期間内で辞めたい時に使える離職理由
あまりにも早い離職になると、辞める理由がないことで言い出せない方もいます。そこで、使いやすい離職理由をまとめてみました。
早期離職で使える話で、実際に僕の勤める人材紹介事業でも、理由にして辞めている人はいます。色々と学ばされているので、理由探しに困っているなら参考にどうぞ。
急な環境の変化によるストレスからの体調不良
今まで経験したことがなかった仕事と環境の変化からストレスになり、適応できずに体調不良になってしまいました。
まだ試用期間ということで始まったばかりで申し訳ないのですが、辞めさせて頂ければと思います。
実際に、これは僕も一緒に働いたことがある人が言っていた退職理由です。夜になると熱が出たり、次の日に休んでしまったり。
貧弱と言われようと、適応できないストレスと言うのは存在するので辞める理由に使いやすいので、なるほどと思わされました。
試用期間中に感じた能力不足による自信喪失
働いてみて分かったのですが、能力的についていけない部分を強く感じています。
継続してやってみないと分からないとは思うのですが、やっていける自信がないので辞めさせてください。
自分に自信が持てないというのは、仕事始めに起こりやすい問題なんですけどね。もし長く働いていたら、「大丈夫だよ。上手くやってるよ」と引き止めに合いやすい理由です。
しかし、試用期間中ならわざわざ引き止める必要もありません。会社も自信がない人を、無理やり働かせるよりは切り替えて考えるからです。
実際に自信があろうがなかろうが、理由としては使いやすいので万能性はあります。
確認不足で「思っていた仕事」と違っていた
私の確認不足で、考えていた仕事内容との大きな相違がありました。やってみたい仕事と違うため、長続きさせていくのは苦しいと感じています。
こちらの不手際で申し訳ございませんが、辞めさせて頂ければと思います。
すごくシンプルですが、思っていた仕事と違うというのは分かりやすい理由になります。会社側も、違うなら仕方が無いかと判断して、辞める方向で動いてくれますからね。
「試用期間でやった仕事で分かるはずがない」と思うかもしれませんが、周りの先輩がやっている仕事を見れば仕事内容なんて分かるはずですから。
決断に使うべき理由としては十分な内容になります。
試用期間で辞めるために必要な手続き(手順)
「試用期間中に辞める」と決めたら、後は必要な手続きを行うだけです。どういった点に注意しながら進めれば良いのかを解説しておきます。
慰留や引き止めに合った場合は断る心づもりを
「もう少し頑張ってみない?」と言われることは想定しておかねばいけません。これはどんな仕事に就いてもですが、あなたがよっぽど嫌な人間じゃないと引き止められる可能性はあります。
しかし、引き止められることは、社交辞令の意味もあるんですよ。「辞めます」と言われて「はい」だと、ちょっと冷たいですからね。
「もう少しだけ残ってみない?」と言う側は軽い気持ちで言ってるので、下手に引きずられないよう心づもりをしておくといいですよ。
引き止められたとしても、「社交辞令も入ってるんだよな」と理解していたら気持ちの面でもラクでいられますから。僕も止められたことはありますが、普通にスルーしていますw
電話やメールではなくマナーとして直接伝える
マナーとして、電話やメールで知らせるようなことは避けましょう。まだ退職の意向を知らせたとしても、数日は働くことになるかもしれないので。
仮にその日に逃げるように辞めても、近所で出会ったりすると非常に気まずいです。直接言うことも気まずいかもしれませんが、それは今だけだと覚悟して伝えておきましょう。
バックレをしたい人などもいると思うんですが、よっぽどの悪質な会社でなければ感謝の意味も込めて直接をおすすめします。
離職票を貰ったらハローワークに向かう
辞めると離職票をもらうことになるので、後はハローワークに行ってください。ちなみに、離職票を取りに行くのが気まずいなら、郵送でお願いすることも可能です。
ハローワークに離職票を持って行くと、後は会社とは無関係で動けるので。晴れてと言うと変ですが、気楽に動くべき時がここです(笑)
【参考】研修期間で辞めずに済むためには、転職エージェントを頼るべき
「研修期間で辞めてしまった」という事実は仕方がないので、気持ちを切り替えて仕事を探してください。
ただ僕の経験上、研修期間で辞めてしまう人というのは、かなり仕事の探し方が下手なんですね。そういった方ほど、また同じことを繰り返す可能性もあります。
こういった間違えを繰り返さないために、僕はエージェントを通すようになりました。どういう点で頼ると良いのか、チェックされてみて下さい。
試用期間の間に辞めたくなっても相談して問題解決ができる
転職エージェントなので、必要な時には相談に乗ってもらえます。仕事を紹介して終わりの求人サービスだと、なかなか相談もできないのですが。
エージェントは担当アドバイザーがいるため、仮に試用期間で辞めたくなるような問題が発生しても解決に動いてくれます。
もちろん、入社早々に辞めなくて済むように、就活の段階でサポートも念入に行ってくれ、間違いを減らす就活に最適となります。
社風や雰囲気で辞めないための内部事情をチェックできる
入社して即辞める方は、社風や雰囲気に馴染めないという人もいるんですね。そういった方ほど、内部事情を全く調べずに就職を決めていたりします。
その点で、エージェントを通しておけば、企業の内部情報を教えてもらえます。どういう人が働いているのかや、過去に辞めた人の離職率など参考データが山積みなので。
希望する会社の条件や、求めている雰囲気、人間関係などは企業に足を運ぶ担当アドバイザーに確認してから行動するのがベストです。
エージェントを通して就職すると定着率が高い事実がある
エージェントって、仕事を紹介してくれるだけでしょ?と安易に考えている人もいるのですが、実際は紹介するだけではありません。
ブラック企業や、怪しい会社をエージェント担当者が見抜いていくため、求人掲載を断る役目も果たしているんですね。だからこそ、エージェント経由の就職は高い定着率を誇ります。
これは求職者が納得して就職するからこそ実現できること。
僕も実際にエージェントから就職していますが、すぐに辞めたくなるような酷いズレを感じたことがありません。ひとえに、事前リサーチをしっかり行えたからだと思っています。
まとめ 試用期間だろうと、辞めたいと思った時が辞め時
「試用期間は辞めちゃダメだ」というのは思い込みなんですね。
職場というのは、色んな人の都合や事情によって成立している場なので、入社から期間が短いから辞められないということはありません。
つまり、試用期間だろうと辞めたいと思った時が辞め時です。
辞め時を逃すことで、余計に辞めにくくなったり惰性で働くことになるため、人生という時間を無駄にしてしまうんですよ。
辞めると決めたらサクッと辞める。そして今度こそ間違えない就職をする。アレコレ悩むとしんどいので、辞めたいと思ったら早く解決させるよう動いてみるといいですよ。
転職エージェントでは、辞める手伝いもしてくれます。仕事を辞めた後に、すぐに職を見つけたいなら相談だけでも行ってみると良いヒントが貰えるはずなのでオススメです。