人間関係がうまく行けば仕事も楽しいのになぁ・・
職場での悩みの大半は人間関係ですよね。十人十色で人が集まるわけなので、気の合う人もいれば一生涯に渡って口もききたくない人なんかも出てきますw
僕も人間関係を良好に保てず悩んだ時期があって、20代前半とかは本当にストレスが重なって「こいつマジうぜえ!!」とか上司に殺意を覚えたもの(苦笑)
ですが、人間関係に困る方は、人同士の問題は解決しないと思い込んでいます。
実は、人間関係とは、改善対策を打つことでコントロールできるようになります。そこで今回は、こういった話を改善策としてまとめていきます。
- どこで働いても人間関係に悩んでしまう
- これから就職して良好な関係を築きたい
- もう関係が破たんしているので修復不可能
このような考えを持ちながら、嫌々で働いている方ほど参考になるよう解説してみました。
人間関係が上手く行かなくなりやすい理由と原因
トラブルがあると、何が理由になっているのか原因を探りますよね。でも人間関係のことなので、正直なところ複雑な要素が絡み合っていることがほとんどです。
しかし、大枠で捉えるなら下記3つが根本的な原因になっていることが大半です。僕自身も今にして思えば、だいたい似たようなパターンで関係を崩してました(汗)
あなた自身にも該当するはず。まずはチェックしてみて下さい。
みんな対人関係で悩みやストレスを抱えている
世の中に存在する離職理由のトップは、対人関係の悩みです。人間関係が原因でストレスになっていることは、いわばみんな共通の認識としてあるんですね。
しかし、職場の悩みにおける人間関係が、自分事だと思い込んでしまうと、この事実から目を背けるようになります。
目を背けることの何がいけないのかというと、客観的に考えれば対策できることも、特殊な事例だから・・と対策を諦めてしまうことに繋がります。
統計データでも、大半の人が人間関係に困っていることを知ると、「人はみな人間関係で躓きやすい」という前提で受け止められるようになります。
人って孤独や孤立に弱いんですよ。「人間関係も自分だけが」と思い込むと、さらに嫌な気持ちになります。みんな同じで、みんな悩んでいることは忘れないように。
参考文献 (中小企業・小規模事業者のさらなる飛躍 ~中小企業庁~)
他人の顔色をうかがい意見が言えてない
意見や考えは堂々と言えた方が、円滑な人間関係を構築できます。人間関係が悪いという方の特徴として、他人の顔色をうかがい続けている人が多いんですね。
「○○を言ったら嫌われるかも」「○○なのに言えない」といった、思ったことを言わない姿勢は巡り巡って自分に返ってきます。
何も言わないことは、争いを生まない秘訣だと考える人もいるのですが、何を考えているのかわからない人と受け止められることもある諸刃の剣。僕もむかしはそうでした。
言わないから、「何も考えずに仕事をしているのでは」とか、あらぬ誤解を招き始めると厄介ですよね。関係が悪い時ほど、お互いに何か言いたいことがあるのは想像できます。
意外と、相手に思っていることを言ってもらうとスッキリできる人が多いのも事実。何かと言えない体質の方ほど、まずは伝えてみてはいかがでしょうか。
人間関係のトラブルを相手に非があると考える
「人間関係が悪いのは、誰に責任があるか」と聞かれた時に、自分にあると即答できる人は改善の余地があります。
なぜかというと、大半の人は「相手が悪い」と決めつけて、自分の言動を改めようとしないからです。相手の性格や、態度が悪いと考えるのは子供でもできる当たり前の思考。
しかし、この相手のせいにする習慣のせいで、歩み寄ったり相手のことを思いやる気持ちが薄れるのも事実です。
何でも自分に非があると思っておけば、常にそこから改善する道を模索し続けられるのもメリットになる理由。
僕もなんですが、人のせいにしていた過去があるのでよく分かるんですね。10代くらいなら感情のコントロールができないのも仕方がないですが、20代なのでそろそろ考える時ですよ。
人間関係が悪い時にやりがちな間違い
人間関係が悪化している時に、これはやってはいけないという言動があります。さらに悪化する関係に発展してしまいがちなので、間違いを起こしていないかチェックしてください。
ちなみに、ここに書いてある間違いは、すべて僕もやってしまいました(汗)
会社や上司、先輩に対する悪口を陰でいう
人間関係がサイアクになると、会社批判に上司や先輩の悪口など、何でもディスりたくなりますよね。さすがに直接言うのはマズいと考えるので、陰でいうことがメインになります。
しかし、陰口というのは良くないもので、本人に伝わらなくても、言ってしまった手前、後ろめたい気持ちが出てきてしまうんですね。
なぜなら、「やっぱり今の悪口はナシ!」と取り消すことができないからです。陰で悪口を行ったことはバレなくても、その悪口を聞いた人は確実に残ります。
僕も言う側、言われる側のどちらも経験しておいて言うのもなんですが(苦笑)やっぱり聞かされた方も、気分の良い物ではないですからね。
ただでさえ悪い人間関係を、さらに悪くしているのが陰口です。一時的にスッキリさせるために、毒を吐きたい気持ちもわかりますが、後を考えるべきですよ。
自分の意見や考えを優先している
何かと自分中心になってしまうと、人間関係の悪化に繋がります。仕事は周りと協力して進めることなので、自己中心的な人がいると問題に発展しやすい。
例えば、仕事上の段取りなど「自分のやり方、こだわり」を前面に押し出していると、やはり周りは困惑します。逆の立場で考えれば、勝手に何でも進めないでくれと思いますからね。
しかし、これは言われても気づけない人がいるのも事実です。自分が正しいと思っているので、聞く耳を持たなくなっていたりも・・。
仕事の段取りだけに限らず、周りとズレが起こっていないか考えてみましょう。僕は一時期、「俺のやり方がいちばん」と強引に押したことで人と関係を崩したこともあります(汗)
自信を持つことも大事ですが、自己中レベルに自分優先になると、やっぱり考え物ですからw
指摘や指示に対して反発する
指摘されたり指示を受けることに反発するのも良くありません。上司や先輩の指摘は、確かにイラっとすることもあるんですけどね。
ミスすれば指摘されますし、必要があれば指導と言う形で、ガンガンに言われることもあります。特に、言い方がキツイ人から言われるとムカっと来ます(笑)
しかし、指摘や指示の出し方が、ど下手くそな人がいるのも事実です。もっと言い方を変えれば伝わるのになと思うようなことでも、彼らは柔らかく言えない人たちなんですね。
受け取り手も、少し言われただけで傷ついたりする性格なら尚更複雑に。変に反発せず、「言われた物事だけを受け止める」ということが適切な対応です。
言い方が気に入らない、もっと丁寧に言えばいいのにという感情は、本質的なところではありません。こちらが大人になって、反発せずに受け止めてやるくらいの感覚で聞き流すのがベストです。
「あいつは悪意がある」と被害妄想
人間関係がこじれていると、何かにつけて「悪意」に変換してしまうんですね。先ほどの指摘や注意はもちろん、軽い指示でも「命令」と受け止めたり。
これは先入観で、「相手は自分に敵対心を持った悪者である」という被害妄想から起こっています。僕もとあるバイト先で、嫌な先輩がいたのですが・・。
何だか、ちょっとしたことでも「俺のことを嫌ってるんだろうな~」と、悪い意味ばかりで捉えていました。さすがにこんな受け止め方をしていると、関係も悪化します。
みんな仕事で集まっている訳で、人をどうにか困らせたいと思っているわけではないことを思い返してみて下さい。
なんか気に入らない人がいるからと言って、被害妄想をすることはやめましょう。「あの人は良い人だ」と無理やり思い込むくらいの感覚でいた方が幸せです(笑)
職場での人間関係を改善する方法
悪くなっている人間関係を、どのように改善していけばいいのかについてまとめます。
すでに悪いところもあれば、これから就職して関係を構築したい人まで、誰にでも使える作戦なので参考にして下さい。
仕事の人間関係だと割り切る
良くも悪くも、仕事だと割り切ると気持ちのキープが容易になります。人間関係が悪くなる前提ですが、それでも「仕事だから」と考えればいいのです。
お金を稼いで、利益を会社に生み出さないといけない人たちが集まっているわけですからね。そこで馴れ合いになって、仲良くやる方が怪しい会社とも言えるわけです。
割り切りは究極の考え方かもしれませんが、それくらいの感覚を持っておけば、何かと余裕をもって接することもできるんですね。
入社前なら、仕事だから少々のことなら気にしないと心に決める。すでに就職していたら、今からでも割り切れるよう気持ちを切り替える。
これも訓練なので、少しずつ慣らす感覚が重要ですね。
小さな会話、お礼をルーティン化させる
コミュニケーションを取れる人は、人間関係もある程度のところでキープできます。そのためのコツとして、小さな会話をする習慣を持ったり、何かしてもらえばお礼を言いましょう。
人間は関わった度合いによって相手に対して、良い印象を持つようになるので、些細なことでも積み重ねて関係を築けばいいわけです。
しかし、人間関係が悪くなりがちな人ほど、こういう小さなコミュニケーションを怠りがち。なぜなら「そんなことをしても意味がない」という決めつけがあるからです。
隙間時間ができたら、ちょっと話しかけたりするだけで変わるんですよね。「あなたたちに関心がある」というメッセージなので、やらないよりはやった方がいい。
職場の人は恋人ではないですが、好きになったり興味がある人には、少しずつ迫って関係を築くじゃないですか。まさに、職場もそういう感じで関わる人を増やすと働きやすくなるのでルーティン化させて小さく関わってみて下さい。
関係を築くためにプライベートな話もする
「プライベートな話」は人間関係の構築に役立ちます。なぜかというと、プライベートな話をすることで、人は親近感を強く持つようになるためです。
僕が20代前半でバイトをしていた頃は、とにかくバイトのことだけ話していました。しかし、それだけだと「所詮、職場だけの付き合い」から脱せないんですね。
もちろん、職場を出て付き合いを増やせと言っているのではありません。職場の中だけど、自分の人間性が伝わるような話をしようということです。
「食べるのが好きなので、美味しい店があったら教えて下さい。実はこの前○○に行ったんですが・・」とか。サラッと話すと、休みの日に何をしているのかなどが伝わります。
どういう人なのか、相手のことを知っていくと、仕事のことも共有できていると認識されたりします。プライベートなことを話すほど、関係は築きやすいのでオススメです。
不平不満の種は小出しにしておく
職場ですから、不平不満は当然溜まりますよね。悪いケースは先ほどお伝えした、陰口に変わるというパターンですが、そうならない努力が必要です。
つまり、不平不満が出てくるようなら、その種を小出しにしておく必要があるということ。
例えば、キツイ言い方で当たってくる先輩がいるなら、その先輩に対しては「言い方きっついなぁw」と冗談風に返しておくのです。
これが言えるかどうかで、心の内に溜るストレスも微妙に変わるんですね。キツいと思っていることを言えると、相手も「あれ?今のキツイ?」と考えるきっかけが生まれます。
問題なのは、こういった不平不満の種をどんどん放置すること。知らない間に種が開花してしまうと、もう根がしっかり張っていて取り返しがつかないなんてことになるのです。
自分が悪いなら素直に認めて謝罪する
職場内で起こったトラブルでは、自分が悪いと思う問題だったら素直に謝罪しましょう。自分が悪い、相手が悪いとなった時に、険悪な関係になるほど謝罪できなくなります。
「自分が悪いけど、こうなったのは相手が○○だからだ」といった責任転嫁も起こりがちですからね。素直さを持っていると、悪いことは悪いで認めて行けます。
人間関係を良好にしていくには、この謙虚さや素直さが重要なんですね。
上司や先輩になると、間違ったことで怒ってくることもあるのですが・・。「ごめんな」が言えないがために、損をしている人も多いです。
素直にミスを認められる人は、少々のトラブルがあっても良好な関係でいられますよ。今の僕もそうなのですが、自分が悪ければソッコーで謝ってますw平謝りぃw
こんなケースで改善できない人間関係なら転職すべき【提案】
「人間関係を良好に」というテーマで書いてきましたが、どうしても改善できない状態にあるなら転職すべきです。
どういうケースなら転職した方が良いのか解説しておきます。
自分ではどうにもできない相手がいる時
今回まとめたような改善策でも、どうにもならないお相手はもちろんいます。嫌な人や合わない人はどこの職場でもいるのですが、本当にどうしようもない人に出会うこともあるんですよねぇ。
僕も1回、どうにもならないオバサン女性と働いたことがあります。人として話が通じなかったりしたので、これはダメだと思い離職を決意。
しかし、これは正解でした。やはり、そのまま働いていても、自分も相手も変われないと思えていたので、結論を急いだ方が若さを武器に再就職できると思ったからです。
「相手のせいにするのは良くない」と言いましたが、どうにもできない相手になってくると話は別。改善の余地がない時は、潔く転職することが重要になります。
人間関係で問題がなくても仕事を辞めたいと思っていた
「人間関係」だけで辞めるのは、改善する可能性があるなら勿体ないところですが・・。他の理由もあって仕事を辞めたいと思っていたのなら、それはそれで行動するいい機会です。
辞める時も、人間関係が悪い方が辞めやすいですし、引き止められても気にならないですからね(苦笑)他に理由があるなら、なおさら辞めることは痛くないはず。
特に20代くらいのフリーターの方なら、変な職場で頑張っても利益になりにくい。そこで転職して、新天地で頑張るというのは理にかなっています。
仕事内容や、給料などに不満があるなら、転職エージェントを利用するなどすれば、好条件の職場も見つかりやすくなります。ちょうど良いタイミングだと思えば行動すべきです。
仕事が好きなら人間関係を重視した職場探しを
「人間関係は嫌だけど、仕事は好き」という状態なら、人間関係に重きを置いた職場探しをすべきです。せっかく好きな仕事をやっているのに、人が問題で嫌になっては損。
そこで使いたいのは、人材エージェント。各企業の採用担当者との関わりや、直接現場に足を運んだアドバイザーがいるので、企業内部の情報を聞けます。
人間関係で苦しい思いをしたくないなら、良好な関係を築けている職場を紹介してもらえば問題ありません。
問題なのは、内部で働く人の顔も見ないまま就職せざるを得ない状況下で仕事をさがすこと。ここは大丈夫とお墨付きのある職場なら、安心して就職できるという訳です。
まとめ 人間関係はあなた自身で変えられる。難しければ転職も
人間関係は、まとめてきたような自分自身で変えられる要素も多くあります。諦めずに、出来る限りの行動を取って行くと、これまでの悩みは格段に減らせます。
しかし、どうしても厳しい人間関係の職場で働いているなら、転職も時には必要です。ただし、二度と失敗しないためにも転職エージェントの利用は必須。
転職エージェントが人間関係のトラブルに強い理由として
- エージェント担当者が企業に足を運んでいる
- 人間関係も含めた企業情報を知っている
- 求職者の性格に合う社風の企業を勧めてくれる
こういった点が挙げられます。一度も利用したことがない方など、当ブログでも20代向けのエージェントをまとめているので参考にされるといいですよ。
「人間関係に弱い」という方には、色んな話を聞かせてもらった上で会社を選べるのでおすすめです。