新しい職場では嫌われたくない・・
人である以上は、誰からも嫌われずに働きたいのが本音ですよね。特に、毎日のように関わる職場の人たちには絶対に嫌われたくないはず。
僕も過去に働いた職場で、他の職員に嫌われたことがあるため、人一倍 嫌われたくない気持ちを抱いています。嫌われないように行動するし、コミュニケーションも頑張る。
しかし、嫌われる人というのは、そもそもの話でなぜ嫌われるのか理解できていません。
実は、嫌われる人・嫌われない人というのは分かりやすい特徴の差があるのです。
これから働く予定の職場があり、新人として勤めるなら、今回お話する「嫌われない新人」の特徴を押さえておくべきです。もちろん、難しい方法ではありません。
- コミュニケーション力が必要じゃないの?
- どうやっても嫌われてきたから今さら・・
このような思いを抱えている方にほど、的確にアドバイスできるよう解説させて頂きました。僕自身も嫌われていた経験を活かし、体験談も踏まえてまとめています。
「嫌われる新人」の特徴
嫌われる新人はおおよそ特徴も決まっています。そして、嫌われることで起こってしまう問題点をまとめてみました。
縦社会の中で、先輩を立てることがなくマイペース
基本的に日本で働く以上は、先輩や年上の人を立てることが重要になります。縦社会と言われるだけあって、潜在的に上下関係を強く意識している人たちが多いんですね。
ただ、マイペース感覚で人と関わる方も多く、先輩であろうとタメ口で話したり、あまり上の人を立てないタイプの人がいるのも事実です。
しかし、会社組織でやっていくなら、限りなくマイナスになって首を絞める行為。
よっぽどフレンドリーな関係を求めているような人たちの集まりでない限り、あなたの評価は下がることになります。変わらなくても、上がることはありませんw
マイペースに先輩と関係を作るのは、新人の間はとにかく避けておくべきです。
コミュ力不足から孤立して嫌われると思い込む
「自分が嫌われるのはコミュ力が無いからだ」と思い込んでいる人もいます。確かに、コミュニケーションを取れる人は、孤立しませんし嫌われにくい印象はありますよね。
しかし、会社は仲間を作るために集まる場ではないので、仮にコミュ力不足がなかろうと関係ないんです。むしろ、コミュ力ではなく仕事で評価されるようになるべき場所。
実際、僕もコミュ力はあまりない方ですが、仕事を頑張って結果に結びつけていれば、自然と周りから認められて孤立することは減ってきました。
コミュニケーションが苦手だと、話したりすることができないから嫌われている・・と思いこみがちですけどね。これは、学校の感覚だと理解するようになりました。
もちろん、コミュ力はあるに越したことはない。でも、コミュ力不足のせいにして嫌われている理由を探さないのも問題ですよ。何か他に理由が無いか考えてみるべきです。
同じミスを繰り返し仕事を覚える努力をしない
同じ失敗を繰り返す人は嫌われます。これは僕も働いてきた経験からも言えるのですが。やはり、教える側の気持ちを考えると、何度教えても失敗されるときついんですね。
もちろん、何度も同じ失敗をしてしまうことを防ぎにくいこともあります。例えば、ただ覚えて手順通り作業すればいい仕事ならいいのですが・・。
何度も失敗を重ねて技術としてモノにしていく仕事だと、繰り返してミスは起こります。僕も不器用なので、技術を要する仕事は失敗の連続でした。
そこで必要となってくるのが、なるべくミスを減らそうとする努力姿勢。勉強熱心な人だと、失敗した後は振り返りますし、分からなければ先輩に指導を仰ぎます。
逆に嫌われる人は、失敗しても問題を放置しておいて、そのまま知らんふり。これだと、さすがに教える側も無力感を感じて、相手のことが嫌いになってしまうというわけです。
反省し、仕事を覚える努力は行うべきです。
失敗やミスが起こった時に隠したり言い訳して認めない
失敗やミスは起こるのですが、新人の方ほど隠したり言い訳したりする人がいます。注意を受け、なぜ失敗したのかを聞かれても「でも」とか「いや」と認めないんですね。
確かに、働いている以上は理不尽な出来事も多く、あなたのせいで失敗したとも言えないケースはよくあります。
しかし、とりあえず失敗している事実を前にした時は、まずは認めてしまう方が賢いやり方です。なぜなら、新人は失敗するものと先輩たちも先入観を持っているため。
先入観を持たれると、その先入観を崩す説明などを含めてお互いが険悪になることもあるんですね。失敗の内容によりますが、言い訳っぽく聞こえる返しが必要になるなら飲み込むことも時には必要です。
言い訳の余地もないのは理不尽かもしれませんが、先輩に言わせてやるというのも上手くやってる新人さんの特徴になります。理不尽だけど、会社組織で生きるための処世術という奴ですw
嫌な仕事から逃げるなど、仕事を選んでいる
嫌な仕事や、対応に困る仕事から逃げていませんか?この「仕事から逃げる人」は多く、僕も実際に何度も逃げていました。(お前が逃げてたのかって話ですがw)
実際、面倒臭い仕事って色々とあるんですよね。ラーメン屋のバイト時代など、注文を取りにくいのが嫌な時期がありました。
メニューを覚えられず、できるだけ他の人に注文を取りに行って欲しいなと(苦笑)そのため、適度な位置に移動して、注文が入っても他の人がいけばいいようにしていました。
しかし、こういう姑息な手というのは、他の人も見ればわかるんですよね。嫌われる人って、こういった小さなことをバレていないと思い込んでいる節があります。
自分が逃げたい仕事は、他の人だって逃げたいしやりたくないんです。仕事を選ぶ余裕があるのは、一定の経験をした先輩や上司だけ。まず新人は何でもやって覚える姿勢を持ちましょう。
「嫌われない新人」の特徴
嫌われない新人の特徴もまとめておきます。
仕事に対する「やる気」や「情熱」が見える
頑張る人は応援したくなるように、人の気持ちは働くように出来ています。全く興味がないスポーツ競技でも、必死になっている人がいたら応援していませんか?
これは仕事の世界でも同じで、同僚が一生懸命にやっていると、周りも応援してくれるように出来ています。そこには、やる気や情熱が見えるからです。
コミュ力などが不足していて、一人で黙々と頑張っていたとしても、やはり同じように評価を受けることは可能。
「アノ人は頑張ってる」と言われるようになったら、もはや嫌われるとか嫌われないを気にする次元とはおさらばなので。
アンダードッグ効果とも言われており、なるほど心理学は応用させるものだと思わされる好事例です。
受け身ではなく積極的にチャレンジする
何ごとも、積極的にチャレンジしている人も嫌われにくいです。会社に入ると、色んな物事を教わりつつ働くことになりますよね。
その際に、先輩や上司もちょっと難しいことを教えないといけないかな・・という瞬間が来るんですよ。そこで、積極的に挑戦してくれるような新人なら安心して任せられます。
しかし、受け身になって言われるまで動かない人などは、やはり頼む側も押し付けるようで気持ちよくないんですね。
少しでも、積極性を見せる意味はこういったところにもあると言えます。
僕も今にして思えば、すごく受け身な20代を過ごしていました。嫌われていた頃って、仕事は嫌々引き受けていたのも覚えているので・・。同じ間違いをみなさんは繰り返さないように。
先輩から怒られても落ち込まない
上司や先輩も、いつまでも良いようにアドバイスをしてくれるわけではありません。
時にはキツく叱って怒ることも。僕も段々と慣れるにつれて叱られてきたので分かるのですが。
しかし、先輩たちも仕事なので仕方なく言っていると受け取るべきです。本心としては、キツく言いたくない人もいるんですよ。
そこで落ち込まれると、言った側が罪の意識を背負わされますし、やっぱり距離を取られる原因にも繋がります。
叱られても「ご指摘、ありがとうございます!」くらいの返しができると、それだけで「素直な奴だな」と評価されるので。ある意味、叱られることも上手くかわすことが嫌われない方法に繋がります。
謙虚さが感じられる態度で働いている
どんな場所でも、謙虚な人は周りに好かれます。ちゃんとお礼が言えることや、言われたことをしっかり解釈して勉強に活かすなどできる人たちですね。
新人として働き始めた当初は、全く知らない人たちの中で働くので謙虚でいるのですが・・。しかし、時間とともに、段々と崩れるのが普通です。
ただ、あくまで新人である以上は、教わる立場ということを忘れないで下さい。仮に教えてくれる人が年下でも、仕事においては上下関係ができています。
いつまでも謙虚な人は、やはり嫌われることとは無縁でいられる傾向があります。仕事は態度からと胸に刻んでおけば、謙虚さを失うことはありません。
仕事の質問はタイミングを見計らえる
分からないことや、難しいことがあった場合、上司や先輩に質問することになります。放置しておいても解決しないと思えば、不安ですし教えてもらいたいですからね。
しかし、質問はタイミングが難しく、働いている最中に相手の手を止めることになる意識を新人は忘れてはいけません。僕も20代のころは、とにかく人に聞いて失敗しましたが(汗)
質問したいと思うのはいいのですが、するにもタイミングとして手が空いている人や、休憩しているところで聞くのがベターです。
「お忙しいところすみませんが」のひと言を添えられると、相手の気持ちも汲める奴だと考えてもらえます。
こういった配慮の積み重ねが嫌われにくい人格とリンクするんですよ。
自分のことばかりで、相手の都合を考えない人は、どうしても嫌われる要素でしかないので。注意しつつ、「質問するならタイミングが重要」と覚えておきましょう。
働き始めは絶対にやっておくべき新人の取り組み
入社したばかりの頃なら、以下のことは取り組んでおきましょう。嫌われないために、誰でもできることをまとめておきます。
「うるさい先輩」よりは早めの出社
どの職場にもうるさい先輩は必ずいますよね(苦笑)こういった先輩は、やはり縦社会に生きるタイプの人だと見て間違いはありません。
うるさいと思う先輩がいるなら、その先輩よりは早めの出社を心がけると変わります。早く出社と言っても、うるさい人より5分早いだけとかで問題ないので。
「あいつは早く来ている」という認識を持たせると、勝手に頑張っていると評価してくれます。僕も5分だけ早く到着というテクは、けっこう使っていました。
もちろん、慣れてきて嫌われてないと感じたら、自然と出勤時間は戻してますけどね(笑)
誰よりも雑用を率先して行う
入社当初は、新人の仕事なんて雑用だらけです。先輩も仕事を教えることは面倒に思うので、とりあえず雑用をとにかく振ってきます。
ここがポイントで、雑用は職場の誰でもできる仕事なんですね。そのため、新人がいなければ誰かがやることになる仕事なわけです。
この雑用を率先して出来る人がいると、その人に対して感謝の気持ちが沸くのが人間というもの。上手く利用して、言われる前に雑用をこなしてマスターしていくことをオススメします。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は確実に
仕事が分かっていない時に、勝手に動かれてしまうことを先輩たちは嫌いがちです。独りよがりで仕事をした気になられても、間違っていれば注意が必要と二度手間に・・。
このトラブルを回避しやすいのが、報告・連絡・相談。俗にいうホウレンソウなのですが、確実に行っていけば仕事の中での意思疎通もカンタンなんですね。
嫌われないための、正統派の働き方なので今まで出来ていない人ほど、習慣化しておくといいでしょう。コミュ力とは関係ない、ただの業務連絡だと思えばやりやすいですよ。
すでに嫌われてしまっていると感じるなら?
新人さんや、これから転職して働く人を対象に書いていますが、すでに働いていて嫌われていると感じる方はどうすべきか。
もちろん、パターンとして改善する方法があるので、まとめさせていただきます。
嫌われる理由を教えてくれそうな先輩に相談する
嫌われている人というのは、自分がなぜ嫌われているのか理解できていません。もしできているなら、最初から嫌われないように努力できますからね(苦笑)
そこで、実際に職場の人に聞いてみる方法がおすすめです。僕も、「何かマズいことしてますかね?」と過去に聞いていました。
ただし聞く相手はしっかり選ばないと意味がありません。なぜなら、意地悪な人や、本音を言ってくれない人だと、相談そのものをスルーされるため。
しっかりと本音で「あなたの○○なところはダメだよ」と言ってくれる人がいて、初めて成立する相談なのです。
人に聞いてようやく、あなたが嫌われているポイントが見えるはず。丁寧に聞いて、改善することを頑張りましょう。僕もボロボロに言われていたのでw
すべての人に好かれることは無いと割り切る
精神論でもあるんですが、嫌われたくないという思いが強い方は、そもそも無理筋であると理解した方が早いです。
例えば、嫌われたくない人でも、職場の人すべてに嫌われるって難しいと思いませんか?逆にすべての人に好かれるのも難しいと思いませんか?
しかし、この当たり前の常識を蹴っ飛ばして、好かれることを目指している人はよくいるんですね。どんだけ八方美人を頑張っても、それは無理な話です。
だからこそ、嫌われることは当たり前に起るし、好かれることも起こるんです。嫌われたくない、好かれたいみたいな話は、自分の力ではどうにもできないところは多いんですよ。
「すべての人に好かれることは無理だ」と割り切った考えの人ほど、実は嫌われないという皮肉な側面を理解しましょう。
仕事に支障が出るなら転職も視野に入れる
「嫌われ過ぎてしんどくなっている」という人もいると思いますが、仲間がいない、理解者がいないなら転職も視野に入れてOK。
さすがに嫌われていて回復が難しい環境だと、仕事そのものに支障がでますからね。潔く辞めて、今回お話したような「嫌われない人の特徴」を参考に仕切り直すのもありです。
頑張って働いていても、仕事の結果は出せるかもしれませんが、嫌われた状態を戻すのはかなりの労力が必要。
僕も露骨に嫌われたことはないですが、新しい職場で働くことを決めると気持ちも切り替わり、嫌われない人間関係の構築が楽になっています。
まとめ 嫌われない方法に、コミュ力は不要。注力すべきは仕事の中身!
新人の方が、職場で嫌われないための方法をまとめました。下記の5つは参考にして下さい。
- 仕事に「やる気」や「情熱」がある
- 受け身ではなく積極的にチャレンジする
- 先輩から怒られても落ち込まない
- 謙虚さが感じられる態度で働いている
- 仕事の質問はタイミングを見計らえる
コミュニケーション力などが必要に思われがちな、嫌われないための方法ですが、実際のところはどれだけ仕事に向き合うかがポイントです。
もし、今まで行っていた嫌われない努力が的外れだった場合、再度見直すために役立てて頂ければと思います。
注力すべきは仕事。仕事に結果がでるように行動すれば、嫌われるというような極端な結果にはならないので頑張ってみることをおすすめします。