仕事が暇すぎて辛い・・。こんな理由で転職してもいいのだろうか?
ぶっちゃけ今すぐにでも転職すべきです。こんな時代なので、「仕事が暇なんて恵まれているじゃないか。そんな職場は少ないので辞めるな!」と言われそうですがw
しかし、仕事が暇でツラいことほど大変な問題はありません。
なぜなら、暇という状態でお金を貰える代わりに、失っていくスキルや経験があるからです。
多くの人は、仕事をする理由はお金をもらうことだと考えますが、見えないところで経験も積んでいるんですね。だから転職できる能力も身につき、会社が潰れてもやっていけるのです。
これらの条件を無視して、「仕事が暇でラッキー」と働いているならヤバいと言えます。そこで今回は
- 仕事が暇なことが悪い理由
- 暇な職場に残るならやるべきこと
こういった話をまとめます。実際、僕自身もヒマなバイト経験があるのですが、どう考えても悪い方向にしか進まないなと思ったものです。
辞めたいと直感的に思うのなら、辞めるべきだなと今では言い切れますね。
仕事が暇でツラいなら、さっさと転職すべき理由3つ
僕はブラック企業はさっさと辞めるべきと伝えますが、「暇な仕事が多い企業」も同様に辞める方がいいと考えています。
なぜさっさと転職すべきか理由をまとめますね。
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仕事で得られるスキルや経験が「暇つぶし」になる
人は仕事をすることでお金を得ますよね。特に20代や、フリーターとしてバイトをしている方だと時間をお金に変えています。
この考え方で行くなら、仕事で得られる物=お金。そのため、暇だろうと忙しかろうと価値は変わらないように思えます。
しかし、世の中の仕組みとして、お金だけでなく経験やスキルも同時にUPするのが労働。働いた分だけ、お金はもちろんスキルアップしなければおかしいのです。
それにも関わらず、暇な仕事をしていると、経験値が全く増えません。ドラクエで言うなら、スライムだけを倒し続けるクソ退屈なゲームですよね。
せっかく取り組んでいる物事があるのに、ただ時間と引き換えにお金を手にする。これは20代くらいだと分かりにくいですが、時間が過ぎ去るほど差が出ます。
ネットなどでは、暇な仕事の対策に「暇つぶしの方法」などを書いてる人も多いんですけどね・・。いやいや、ぶっちゃけ暇つぶしって社会的なスキルにならないので危ないですから。
仕事が暇でも回る会社はどこか経営的な欠陥がある
会社である以上はお金が動きますよね。このお金が回る仕組みの中で運営されている以上、ラクをして儲かるわけがありません。
少なくとも、暇な人たちにもお金を配らないといけないので、どこか経営的な欠陥が出ていることは間違いないのです。
みんな忙しい思いをしてお金を必死に生み出そうとしていますよね。それにもかからわず、暇をしててもお金がもらえてラッキーという環境はおかしいと思いませんか?
僕も超暇な会社でバイトをしたことがあるのですが、暇なのにお金がもらえていた理由は、社長の経営能力が怪しかったからです。
社員を使って働かせることをマネジメントできないので、結果的に経営は上手くいかなくなり潰れました。こういうことが自然と起こるのが怖いのです。
普通に考えて、ラクをしてお金が手に入る環境の方がおかしいと思うべきで。世の中、ヒマでお金が回るほど甘くはありません。
仕事はキツイことやストレスに慣れた方が安定できる
「入社したらこの先ずっと会社がある」と思い込んでいるとキケンです。今の時代は会社も平気で潰れます。
帝国データバンクの調査でも、企業から10年生きるだけでも大変な時代であることが分かります。
そういった中で、キツイことやストレスを感じない職場に慣れるとどうでしょうか?もし転職する必要が出た時、かなり苦しい思いをすることになります。
「ヒマだけどお金になるし適当に時間を過ごしておこうw」という感覚のまま、ある日会社が潰れたら。そう考えると、キツイことやストレスのある仕事もある程度は許容した方が安定すると言えます。
僕もラクなバイトを経験した当時は、「うひょーw楽にお金がゲットだぜw」と思ったんですけどね。別のところで働き始めると、鬼のようにしんどく感じてしまったのも事実。
「適応力の無い人材になっても良いから、今を気楽に過ごしたい」というなら何も言いませんが。
ラクをし過ぎた過去のある人は、それなりに苦しい思いをしていることは、僕の勤める人材紹介の会社でもよく見かける光景です。今を頑張ることも重要ですよ。
参考文献 (帝国データバンク 企業の倒産・創業)
暇な仕事でも会社に残るなら最低限やるべきこと
「暇でしんどいけど、転職するのは億劫。だから会社に残る」という選択をする方もいますよね。確かに環境の変化もまたストレスなので、残る考えも分かります。
ただ、もし残るのであれば「最低限のやるべきこと」があるので、やってみることをおすすめしておきます。
自分の頭で考えて仕事を作り会社に貢献する
「仕事が暇」と言っても、与えられた仕事をこなしているだけの人は注意です。僕も実際、20代の頃は指示待ちだったので気持ちはわかるのですが(汗)
しかし、会社側にしてみれば仕事はいくらやってもらっても迷惑にならない訳です。むしろ、自分で考えて仕事をしてくれる人は、どこに行っても評価対象にさえなりえる優良人材。
そのため、上司に言われなくても、職場内でやるべきことを見つけてどんどんやる訓練をしておくべき。
「言われないとやらない」という人は、人材として低いレベルの判定を受けます。僕の勤める人材紹介の会社でも、企業側から評価が低い人は次を紹介しづらいので(汗)
幸い、暇な職場にいる方ほど、試しに仕事を作ることは可能です。分からなければ、上司や先輩に教えてもらい何をやるべきか考える習慣を持つこと。暇をチャンスに変えてみましょう。
他の人がやっている仕事も身につけてしまう
「仕事が暇」という方の大半は、言い方に語弊があると申し訳ないですが、立場的に低い位置にいるはず。
そのため、他の人がやっている仕事が分からなかったり、勉強もあまりされていないのではないでしょうか。これも自分で考える話に似ていますが、職場の誰よりもできる人になってしまうべきです。
職場内の仕事が、誰よりも理解できた状態になって暇であれば、本当に会社としては死にゆく運命でしょう。いち社員がすべて仕事ができてしまい、暇になるなら将来的に見込みはないですからね。
自分にできる役回りを多く持つことで、結果的にやるだけのことはやった状態になります。遠慮せず会社内で主張できる立場になりますし、人材として優れた能力もつくはず。
こういった周りの状況を読んで、出来る物なら全て奪うくらいの感覚が重要です。何でもできるなら、給料的にも伸ばせる見込みも増えていいことだらけですからね。
万が一に備えて転職準備を行っておく
ここまで話すと分かると思いますが、やはり暇な仕事=倒産率が高いと認識しておくべきです。お金に余裕があるのか、今は「運よく暇でも回っている会社」と解釈すべきなので。
僕も人材紹介の仕事をしていないと分からなかった話ですが、倒産する会社は全く予兆を見せずにある時にいきなり潰れています。
なぜなら、ギリギリまで経営を粘ってそれでもダメなら諦めるという経営者が多いから。テレビのニュースなどでも、もっと早期に予期できなかったの?と感じる倒産が多いのはまさにこれ。
倒産すると強制的に社員はリストラに遭うので、交渉の余地もないまま社会に放り出されてしまう怖さがありますよね。だからこそ、万が一に備えた転職準備は必要なのです。
いきなり転職することはなくても、ハローワークの求人票をチェックしたり、転職サイトで相談に乗って貰ったり。急に無職になる可能性を捨てないことが重要です。
仕事が暇でツラい時の「間違った」過ごし方
ちなみに、仕事が暇でツラくても、過ごし方は間違わないようにすべきです。こんなことをするくらいなら、さっさと辞めた方が身になる人生が待っているよという話をしておきます。
スマホ、ソシャゲ、ネットなどに逃げる
仕事が暇だからと、スマホをしたりソシャゲなどネットに逃げる方もいますよね。ただ、何をどう考えても遊びでしかないので、辞めた方が身のためです。
勤務時間中なので遊びがダメなことはもちろん、依存性の高いものなので習慣化していいことがありません。
会社の中で同じようなことをしている人がいると安心しがちですが、底辺校の中でみんなが授業中に遊んでいるようなモノ。
進学校にいる人たちは、その遊んでいる時間を勉強と言う努力に充てています。仕事で言うなら、スキルアップや経験を増やしている最中。
自分の行いは全て自分に返ってくると思えば、それだけで生き方も変わるはず。気をつけて職場は選ぶべきです。
仕事の合間にできる副業をしたり本を読む
「仕事が暇だし、副業でもやるか」と勉強している人もいると思います。すごく熱心にお金を求めていて、やる気やガッツを感じさせる行動なのですが・・。
そのエネルギーがあるなら、きっちりと本職に絞って働いた方が収入は得やすいです。副業と言っても、その大半は片手間で出来るようなもので本業に届くお金にはなりにくいんですね。
それにもかかわらず、本職をおろそかにして副業を頑張るというのは本末転倒。もし頑張るにしても、本職がそれなりに形になっての副業ですから。
安定した給料、安定した職場があって初めて副業は成立するもの。暇な仕事が本業ということは、どこか会社の仕組みが不安定だと気づくべきです。
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暇な仕事が耐えられない事実を我慢する
仕事は我慢といいますが、「嫌なことでもみんな何かしら頑張っているんだぞ」という意味があって初めて成立することなんですよ。
それに対して、暇な仕事への我慢は、ただただ何もすることが無い時間を過ごすことへの我慢。何もしない時間が言うまでもなく無駄なので、それならさっさと辞めた方が身になるわけです。
我慢する時間を過ごした先に、あなたはいったい何を手にできるのか考えてみて下さい。ストレス耐性が上がったと錯覚するかもしれませんが、要は暇な時間を過ごしただけ。
方向性を見失うと、こういった無駄な努力が行われるので、間違っていることは十二分に理解しておくことが必要です。
仕事で「ヒマ」が無くなる職種・業種の見つけ方
暇な仕事から転職する場合は、「会社に問題があった」と決めつけないことが重要です。出来る限り、ヒマを避けるための職種や業種を探すべき。
ヒマにならないためには、どういう仕事がいいのかまとめてみました。
成果・出来高によって給料が変動する仕事
営業関係の仕事などは、基本的に暇がありません。なぜなら、成果や出来高によって給料が左右されるからです。
自分の頑張りしだいでお金が増えるとなれば、モチベーションはかなり変わってきますよね。そう考えると、給料が変動するかもしれないけど成果給の道を選ぶのはアリでしょう。
僕は今の人材紹介の仕事をしていて思うのですが、ノルマや売り上げを気にしないといけない仕事は仕事で幸せだなと思うようになりました。
多くの仕事は固定給で、どれだけ頑張ろうにも、給料に反映されないですからね。やればやった分だけ、お金という形や数字で評価されるのは嬉しい話と言えます。
実際、決まった仕事をこなすことを嫌い、頑張った分だけお金にしたいという転職希望者は多いですよ。働き方そのものを見直す、いいチャンスです。
事務系を選ぶなら事前に評判を聞くこと
暇になりがちというと語弊があるかもしれませんが、事務系の仕事はヒマ率が上がります。と言うのも、上からの指示によって降りてくる末端業務になるのが主な理由だから。
定時で上がりたいなら事務系の仕事と言われるほど、時間的にも融通が利きやすいのも特徴にあります。
もし事務系で働きたいと思う方が、ヒマな仕事を避けたいと考えるなら事前に評判は聞いておくべき。人材紹介サービスなどを使えば、それなりに職場内の雰囲気を教えてもらえます。
事務系の仕事をするなら、+αで知識を習得したい分野に行くのが望ましいです。言われた仕事だけをこなすのではなく、更に自分で知識を持ちたいと考えて働けると強みも作りやすいですよ。
まとめ 暇な仕事をした先に「良い未来」が描けないなら転職すべき
「ヒマな仕事だし退屈だな」と思うことが多い環境で働いている方は、次の3つの観点で自分自身を振り返ってみて下さい。
- 仕事の中でスキルUPや成長を実感している
- 継続的に働くことで良い未来が描ける
- 疲れやストレスを良い意味で感じる
もし、これらを実感できないままヒマな仕事生活を送っているなら、早い段階で転職することをおすすめします。
まだ20代くらいの若さであるなら、先々を考えておかないと無駄に歳を重ねる危険性があるからです。
将来性やスキルアップを前提に考えるなら、辞めたとしても悪い結果にはならないので考えてみて下さい。