仕事を選んでいる場合じゃないぞ!
うっぜ~w偉そうに言いやがって・・。僕がフリーターをしていた頃、就職しないことでこう言われてきました。本人も選んでる場合じゃないのは分かってるんだってマジで。
だからと言って、本当に何でも選ばず仕事をやるなんてありえない話です。選択肢は誰だって持ちたいものですよね。
しかし、今は仕事を選べなくても、選択肢を広げる方法があります。
なぜなら、選べない人のほとんどは、途方もない業種の中から絞ろうとして無理をしているからです。
少し考え方を変えるだけで、最低でも「この業種にしてみようかな」と思えることが増えるはず。そのため今回は
- 「仕事を選んでいる場合では無い」と責められてツライ
- どうすれば仕事を選ぶことができるのか
こういった悩みを持つ方々の後押しをできるよう、仕事の選び方について解説してみました。
-
-
フリーターがやりたい仕事を見つける方法3つ【天職に28歳~29歳で出会いました】
やりたい仕事が見つからなくてフリーターを続けている・・・ 世の中は不公平というか、やりたい仕事をやる人がいる反面、嫌々でもやりたくない仕事をやっている人がいます。どちら側に行きたいかと言えば、やりたい ...
続きを見る
なぜフリーターは「仕事を選んでいる場合じゃない」と言われるのか?
そもそも、仕事を選んでいる場合じゃないと言われる理由は理解できているでしょうか?フリーターの方も、ただ言われっぱなしではよく意味がわからないこともあるはずです。
自分の置かれている状況と比較しつつ読んでみて下さい。
仕事は嫌でもやらなければいけない価値観がある
「仕事は嫌でもやるもの」とか「しんどい思いをしたからお金が貰える」という価値観が日本にはあります。働かざるもの食うべからずとか言われますよね。
その価値観の中で仕事を選ぶということは、ある種のワガママだと感じている人がいるのも事実です。確かに仕事を選ばず、嫌なことをやっている人にとってはそう見えるでしょうw
しかし、僕に言わせてみれば嫌でもやらなければいけない状態になっている人が問題なんですよ。「むしろ、あなたは最低限の仕事選びは頑張ったの?」と逆に聞きたい。
フリーターの方も、仕事を選んでいるからバイトを離れられないわけではないんですね。やりたいことや、やりがいのある仕事を探す努力はしてるんです。だから悩むんですよ。
昔の価値観で判断されて、無駄にイライラしないようにご注意ください。
バイトでも「地方や田舎」は仕事が限られているから
地方や田舎にいると、仕事が選べなくなるという意見には一理あります。東京を中心とした都会なら、何をやるにも仕事が集まっているので働きやすいですよね。
僕の友人も、都会に出ると仕事が溢れていて、選ぶことには苦労しないと言って就職しています。無資格・未経験でSEをやってるんですが、ふつうに採用されたようでw
ですが、こういった環境が許されない地域にいると苦労することは当たり前。過疎地ならコンビニ1つ無いわけで・・。そりゃ仕事を選べないことは見るも明らかです。
このような環境なら、確かに選んでいる場合でもないんですね。仕事がある場所に行くしかないので、田舎でやっているバイトから抜け出すには行動が必須と言えます。
-
-
田舎を離れたくない20代フリーターの転職論【仕事は上京有利?】
田舎で就職できないと、都会に行かなきゃならないの? 地方や田舎でフリーターをしている20代の方は、都会に行った方が仕事があるのでは?と考えますよね。若い身分だからこそ可能な選択肢なので、当然悩むかと思 ...
続きを見る
大企業や有名企業の仕事は埋まっているから
興味がある仕事が、例えば大企業でしかやっていなかったらこれも困りますよね。少年ジャンプの編集がしたいと思っても、さすがに有名過ぎて仕事も埋まっています。
こういったところを狙うのは得策ではないので、フリーターから仕事を探すにしても高望みし過ぎない感覚が大事と言えます。
僕も昔、雑誌メディアに応募したことがありました。ふつうに経歴的に難しかったようで、書類選考で落ちてましたが(汗)
大企業しか嫌だ、有名企業に応募したいという方は、考えないと入社は難しいです。同じ大企業でも、フリーターから働ける工場や営業職なら選ぶ余地もあるんですけどね。
リクナビやDODAなど大手求人サイトを活用してみると、タイミング次第では見つけることがあるので参考にどうぞ。
フリーターこそ仕事を選ぶべき理由
フリーターだから仕事を選んでいる余裕はないのかな・・
こう思うとネガティブ街道まっしぐらですよーwそうではなく「フリーターだからこそ仕事を選ぶ」という感覚を持つことが大事です。解説してみますね。
死ぬまでやりたくもない仕事をやるのは身が持たない
仕事ってほぼ一生やり続けますよね。同じ職場にいるかどうかの違いで、一生の時間のうちの大半は労働をしているわけです。
しかし、選んでいる場合では無いと、やりたくもない仕事をやっているとどうなるのか・・。当然ですけど、毎日がやりたくないイヤの連続なので身が持たないですよね。
最初こそ頑張れても、「やっぱり全然興味ねーや・・」と思い始め、ストレスだらけの日々を送ります。
こうならないためにも、せめて自分の意思で明確に仕事を選べるように努力すべきです。仕事を選ぶってワガママに思う人もいるんですが、実は努力だと知ると考え方も変わります。
誰もが最初から、今やっている仕事に一直線に進めたわけではありません。選びながら失敗して、だけどそこから選び直してきたから今があるんです。
興味・関心がないと成長スピードに影響が出る
興味や関心を持てる仕事を選ばないと、仕事のモチベーションに関わります。やりたくもない仕事を選んでいると、全くやる気が出ないこともあり成長スピードにも影響するんですね。
仕事は毎日やることなので、どうせやるなら働く中で成長したいのが本音ではないでしょうか。やる以上は、頑張りたいし成長したいという思いは自然です。
しかし、興味も関心も持てなければ、やる気のある人に置いていかれるばかりです。成長しないことで、周りから冷たい目で見られたり、職場に居づらくなっても困るだけ。
そういった意味でも、仕事は選ばないと、結局あとになって自分が苦労するのです。
僕も選ばずに働いて、モチベーションが上がらず苦労したから分かるんですけどね・・。選んでいる場合ではないというのは、問題の先延ばしにすらなりえるので注意です。
自分で決断して選ぶことに意味がある
仕事を選ばないと、自分から決断して頑張る意欲が湧いてきません。就職しないことを悪とする風潮も影響していますが、とりあえず働けの精神で選ぶと悲惨です。
どういう意味かと言うと、自分で決断せずに投げやりに仕事をするようになるからです。選んでいる場合ではないというのは、一見すると正論ですよね。
しかし、選ぶことができないと、それだけ責任をもって仕事をすることがなくなります。自分で決断した仕事と、惰性で始めた仕事を比べるとわかりやすいです。
どちらが本気で取り組めるのか。真剣に向き合えるのか。これらの意味が全く変わってくることを意識すべきですよ。
仕事を選べない際に使える選択肢の広げ方3つ
仕事を選べないのは、選択肢の広げ方を知らないからというのも理由にあります。そのため、ここでは仕事選びの選択肢をどうすれば広げられるのかについて解説しておきます。
僕自身も選択肢を広げられた方法なので、参考にして下さい。
バイトではなく「正社員なら」という選び方を目指す
仕事を選べなくなる最悪のルートは、バイトを継続することです。フリーターの方には、バイトをしながら興味のある仕事を選ぼうとする人もいます。
ただ、バイトを継続していると、バイトの働き方にどっぷり浸って、作業や言われたことを繰り返すばかりで、社会的な視野が広がりにくいんですね。
ですが、正社員として働いていると、任される仕事も増えてくるため、視野も広がりやすくなります。とりあえずバイトをやる感覚なら、とりあえず正社員をやった方がいいということ。
僕もまあ、そこそこの気持ちくらいでしたが、ちょっと興味があるかなくらいの気持ちでウェブサイト制作の世界に行ったこともあります。
この時は正社員でしたが、バイトと違って自分で考える機会も増えるので、視野も広がって以降は職探しで悩むことも減った経験をしています。
職場見学で一緒に働く人や環境を見て選ぶ
職場見学をしながら仕事を探すのは一つの手になります。なぜかというと、一緒に働く人や環境で仕事を選ぶのは合理的だからです。
仕事を選べず入社しても、周りの人と力を合わせて頑張れたら楽しいことってあるんですよ。学生時代、興味の無いイベントやスポーツでも、周りと結束して楽しんだ思い出はありませんか?
もし思い当たることがあるフリーターの方なら、その思い出が仕事にも活かせると考えてみて下さい。そのための人間関係や職場環境をチェックする必要があります。
しかし、全く見学に行ってないと入社してから後悔することにもなりかねません。そこでやるべきは、転職エージェントなどで職場見学をお願いすることです。
代理で先方企業に頼んでもらえるので、見学したり働いている人や職場環境を見るのは容易になるので便利です。
「向き・不向き」を軸にして考える
仕事を選ぼうとすると、好きとか興味で考えてしまいがち。そういった方は、発想の転換として「向き・不向き」を軸に選んでみるといいです。
仕事選びがしんどいのも、好きとか嫌いという「感情」で選ぶからなんですね。しかし、「向き・不向き」という「能力」で選んでしまうと「向いてるからやってみるか」と前向きになりやすい効果があります。
向いてるかどうかは実際に働かないと分からないのですが、例えば適性診断などの結果から自分の長所が活きそうな業種を選ぶのは十分にありでしょう。
精度が高く自分にどういう長所があるのかを発見できる診断ツールも存在します。グッドポイント診断(登録必須)
といいますが、わずか15分くらいで診断できるので使ってみるといいですよ。
リクナビ登録を同時に行うので、仕事探しも一石二鳥になるというわけです。僕もやっていますが、かなり当たっているので未使用の方は試しにどうぞ。
【参考】仕事の選択肢を増やせる求人サイトの選び方
仕事の選択肢を増やすのは、考え方もさることながら、求人サイトの選び方も関係してきます。どういった求人サイトを選べば、仕事を選びやすくなるのかまとめました。
「求人数」ではなく「業種の幅広さ」を重視する
求人を膨大に扱っている求人サイトは多いですが、それよりも取り扱いされている業種で選んで下さい。
業種の幅が広くなると、それだけで選びやすさが変わってきます。例えば全く工場で働きたくないのに、工場求人が豊富なところで仕事を探しても意味はないですよね(苦笑)
そうならないためには、あらゆる業種をまとめている求人サイトを選ぶべきです。もちろん、バイトではフリーターから抜け出せないので、正社員を前提としたところを選んで下さい。
リクナビやDODAは、基本的に求人数も業種も多いので、まずは多くの業種から見てみたい方なら参考にどうぞ。
人材エージェントで相談して提案をもらう
人材エージェントのアドバイザー相談も利用すべきです。相談していると、自分では気づかなかった仕事や、面接してもらえる企業の発見に繋がります。
人材アドバイザーの仕事は、相談者にあった仕事を提供することなんですね。過去に同じような仕事をして上手く行ってない人がいれば、別の仕事の提案もしなければいけません。
自分から選ぶと、難しいと思ったり、想像だけで拒絶したりするのですが・・。専門のアドバイザーさんから提案を受けると、自分にもチャンスがあると思える点が強みです。
一人で仕事が選べない方は、直接的にプロから「ここで働いてみませんか?」と聞かれることで一歩を踏み出せることもありますよ。
職場見学をさせてもらえるサービスを利用する
職場見学は、よっぽどのことがなければさせてもらえます。面接に行った際にでも職場を見学して帰ることはできますが、もし気に入らないことが判明すると厄介ですよね(汗)
そうならないためにも、事前に職場見学という形を取っておくのです。仕事場を見せてもらえると、どういう人がいるのかや、社風も直感的に理解できます。
しかし、大半の人はこの見学をやらないんですね。こうなると「仕事が選べない」と言いつつ、「選ぼうとしていないだけなのでは?」と思うことさえあります。
自分で言い出せない人でも、求人アドバイザーの方を通すなどすればいくらでも質問できますよ。僕自身も、不明な点がある仕事ほど見学してから面接していたのでオススメです。
まとめ 仕事を選べない人は、選ぶための努力が必要
仕事が選べない状態にあるのは、あなたの問題ではありません。選び方を知らなかったり、選んではいけないという呪いにかかっているような物なのです。
そこで仕事を選ぶための努力が必要になりますが、実際は簡単なことです。それは
- 仕事を向き・不向きで考える
- 職場の人間関係や環境を見て働きやすさで選ぶ
- 自分で分からない業種を紹介してもらう
これらの点を意識して選ぶことです。自分に相性が良い選び方が必ずあります。
完全に無気力なら、そもそもこの記事すら目を通さないわけですから。出来る範囲で活動されてみて下さい。まずはプロに相談して、これからどうするかを考えてみるべきです。